クネヒト(ユスティン・ハインリヒ) Knecht, Justin Heinrich
生没年 | 1752-1817 | 国 | ドイツ |
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辞書順 | 「ク」 | NML作曲家番号 | 74523 |
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クネヒト(1752-1817):
自然の音楽的描写
フィリドール(1726-1795):
序曲集 [トリノ・フィル/プラハ・シンフォニア管/ベンダ]KNECHT, J.H.: Portrait musical de la nature (Le) / PHILIDOR, F.-A.D.: Overtures (Torino Philharmonic, Prague Sinfonia, Benda)
発売日:2014年04月23日
NMLアルバム番号:8.573066
75)
CD価格:1,600円(税込)
1752年ビーベラッハで生まれ、最初はオルガンなどの鍵盤楽器とヴァイオリン、歌を学んだクネヒト。ワイマールやシュトゥツガルトで様々な活動をし、最終的には生まれ故郷に戻りオーケストラの監督として生涯を閉じました。彼はオルガニストとしても素晴らしい才能を有していて、同じ「自然」を題材にした曲を作っていますが、何より彼の名が現在残っているのは、この「田園交響曲」とも言える“自然の音楽的描写”に拠ってでしょう。 この曲の存在自体は、ベートーヴェンの「田園」が語られる時に、おまけのように付け加えれらることがありますが、なかなか実際の曲を聴く機会がありません。そんなファンの方にお届けするのがこの1枚です。各楽章の標題は全くベートーヴェンそのもの。多少「嵐」の迫力が不足しているとはいえ、これはこれで興味深いものであることは間違いありません。さてベートーヴェンとクネヒトの関係はいかがなものであったのか…。これは想像にお任せいたしましょう。余白には同時代の作曲家フィリドールの序曲集が収録されています。
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ベートーヴェンとその時代
第2集 [ベルリン古楽アカデミー/ベルンハルト・フォルク(コンサートマスター)]発売日:2021年11月19日
Blu-ray価格:2,850円(税込)
ベートーヴェン・イヤー(生誕250周年)の2020年10月SWRシュヴェツィンゲン音楽祭にて、ベルリン古楽アカデミーによるベートーヴェンと彼の同時代作曲家に光を当てた連続演奏会が、4夜に渡り開催されました。当盤は第3夜と第4夜のコンサートを収録。 第3夜の中心を成すのはベートーヴェンの交響曲第5番「運命」とメユールの交響曲第1番。この2曲はほぼ同年代に作曲され、楽想的にもいくつかの共通点が認められます。このメユールの作品は、後年それを聴いたシューマンが称賛したという対位法を駆使した躍動感溢れる音楽。 第4夜で取り上げられたのは、ベートーヴェンの交響曲第6番「田園」と、その20年ほど前に書かれたクネヒトの交響曲「自然の音楽的描写、あるいは大交響曲」、そして「海の嵐」と名付けられたホルツバウアーの交響曲。そのいずれもが自然を音で描いた作品として共通し、特にクネヒトの作品はベートーヴェンとの近似性でも知られています。 ピリオド楽器を奏でるベルリン古楽アカデミーの奏者たちの姿や、その楽器配置など、楽曲以外にも見所満載の映像です。