モンテメッツィ(イタロ) Montemezzi, Italo
生没年 | 1875-1952 | 国 | |
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辞書順 | 「モ」 | NML作曲家番号 | 73677 |
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ヴェリズモ・オペラの間奏曲集 [グラーツ・フィル/ツォッケ]
Opera Intermezzi - PUCCINI, G. / MASCAGNI, P. / LEONCAVALLO, R. / GIORDANO, U. (Intermezzi del Verismo) (Graz Philharmonic Orchestra, Zocche)
発売日:2015年10月28日 NMLアルバム番号:777953-2
CD価格:2,608円(税込)
「ヴェリズモ」とは真実主義、もしくは現実主義と訳されるイタリア語で、19世紀末から20世紀初頭にかけてイタリアを中心に蔓延したリアリズム重視の文学を指します。これに影響を受けたオペラ作品が「ヴェリズモ・オペラ」であり、マスカーニの「カヴァレリア・ルスティカーナ」やレオンカヴァッロの「道化師」などが代表作品の筆頭に挙げられるでしょう。前述の通り、これらが大流行したのは後期ロマン派の時代であり、当然付けられた音楽もモーツァルトや、ドニゼッティなどに比べると、和声も破綻の一歩手前であったり、時には無調に近かったりと、より人間の叫びに近いものとなっているのが特徴です。 このアルバムには、歌を含まない管弦楽で奏される部分だけが集められていますが、こうして改めて聞いてみると、まさに爛熟した音楽が並んでいることに気がつくのではないでしょうか。リアルな人間の生活にこれほどふさわしい音楽はないのかもしれません。