コセンコ(ヴィクトル・ステパノヴィチ) Kosenko, Viktor Stepanovych
生没年 | 1896-1938 | 国 | |
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辞書順 | 「コ」 | NML作曲家番号 | 47456 |
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TRANSITIONS
コセンコ(1896-1938)/
スクリャービン(1872-1915):
ピアノ作品集 [イーゴリ・フリシン(ピアノ)]KOSENKO, V.: 11 Etudes, Op. 8 / SCRIABIN, A.: 4 Preludes, Op. 22 / Piano Sonata No. 4 (Transitions) (Gryshyn)
発売日:2021年08月27日
NMLアルバム番号:ORC100176
CD価格:1,950円(税込)
ウクライナ出身のピアニスト、イゴール・フリシン。地元で基礎を学び、1996年にモスクワ音楽院の特別音楽学校に入学、アルカディ・セビドフに師事し研鑽を積みました。1999年からライプツィヒに留学し、2005年にはフェリックス・メンデルスゾーン・バルトルディ音楽演劇大学の最年少卒業生として学位を習得し、ウラディーミル・アシュケナージの薫陶を受けた他、いくつかの国際コンクールに入賞、優れたピアニストとして活躍しています。 このアルバムでは、フリシンの同胞であり、彼が現在関心を抱いているヴィクトル・コセンコの作品を中心に、コセンコに強い影響を与えたアレクサンドル・スクリャービンの初期の名作「前奏曲」と神秘的な和声が用いられた「ソナタ第4番」を併せて演奏することで、ショパンからジャズへと連なる2人の作曲家の共通点を探っていきます。 コセンコはサンクトベテルブルクに生まれ、幼い頃から音楽の才能を発揮、ワルシャワ音楽院とサンクトベテルブルク音楽院でピアノを学びました。教育者としても功績を残しましたが、生活には恵まれず、41歳の若さで世を去っています。彼の代表作の一つ「11の練習曲」は調性感を保ちながらも、スクリャービン風の和声と、ジャズからの影響が感じられる多彩な表情を持つ作品。どこか懐かしくメランコリックな旋律が魅力的です。