コンティ(フランチェスコ・バルトロメオ) Conti, Francesco Bartolomeo
生没年 | 1682-1732 | 国 | |
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辞書順 | 「コ」 | NML作曲家番号 | 21331 |
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コンティ(1682-1732):
セレナータ《名声の凱旋》 [ニコロ・バルドゥッチ、ゾフィー・レンメルト 他、オッタヴィオ・ダントーネ、ノヴォ・カント&ラ・スタジョーネ・アルモニカ]発売日:2025年08月22日
CD 2枚組価格:4,800円(税込、送料無料)
インスブルック古楽音楽祭2024年のハイライト、
神聖ローマ皇帝カール6世を称える華やかなるセレナータ!フィレンツェに生まれたフランチェスコ・バルトロメオ・コンティは、10代からテオルボ奏者として名声を博し、1701年、弱冠20歳でその腕を見込まれハプスブルクの宮廷楽団に雇われました。また作曲家としてもメキメキと頭角を現し、1713年には宮廷作曲家に任命されるなど、同楽団で重要な地位を確立しました。 トランペットとティンパニが加わる祝祭的な合唱で始まる1幕のセレナータ《名声の凱旋》は、1723年にプラハで行われたカール6世聖名祝日の祭典で上演されました。一般的な歌劇に含まれる登場人物たちの対話や重唱がほとんどなく、名声、栄光、才能、運命、剛勇といった擬人化された登場人物たちが順番に現れてはカール6世の偉大な功績を称える内容となっており、当時のハプスブルク宮廷が擁していた世界最高の実力を持つ歌手たちが代わる代わる登場し、皇帝を称えて歌いに歌った壮麗な舞台が偲ばれます。 若き実力派カウンターテナーのバルドゥッチをはじめとする今をときめく実力派歌手たちが揃った当録音の陣容は、往時のハプスブルクの宮廷歌手もかくやと思わせるもの。指揮のオッタヴィオ・ダントーネ率いるアカデミア・ビザンチナは、長年に渡り古楽演奏を牽引してきたオーケストラで、オペラやオラトリオなどバロック時代の劇作品の復活上演も数多く手がけ、2024年からはインスブルック古楽音楽祭のレジデントを務めています。この録音ではダントーネが音楽学者ベルナルド・ティッチと共同で作成した批判校訂版を使って演奏し、18世紀のハプスブルク家の威容を示した華やかな祝祭音楽を彷彿させます。収録作曲家:
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Bravo ! Bene !
フランチェスコ・バルトロメオ・コンティ他
17~18世紀の様々なアリア集と器楽曲 [ハナ・ブラジーコヴァー/ヴァレア・サバドゥス/フランツ・フィッツトゥム/フローリアン・ゲッツ/ヌオヴォ・アスペット]Vocal Music (17th Century) - CONTI, F.B. / BONONCINI, A.M. / PORSILE, G. (Bravo! Bene!) (Blažíková, Sabadus, Vitzthum, Götz, Nuovo Aspetto)
発売日:2024年02月16日
NMLアルバム番号:555552-2
CD価格:2,475円(税込)
イタリア・バロックの作曲家、テオルボ奏者フランチェスコ・バルトロメオ・コンティ。彼は若い頃から撥弦楽器の名手として知られ、1701年、20歳の時にはその名声を聞きつけたウィーンの宮廷楽団にテオルボ奏者として雇われ、1713年には宮廷作曲家に任命されるなど昇進を重ねながら1726年まで在職しました。また、1706年には歌劇作曲家としてもデビュー。1732年に亡くなるまで16の歌劇、9作のオラトリオの他、多数の舞台作品を残し、これらはヘンデルやJ.S.バッハらにも大きな影響を与えました。 このアルバムでは、コンティの作品を中心に、彼と同時代の作曲家ボノンチーニ、ポルジーレの作品を収録。コミカルな雰囲気を持つ曲から、歌と楽器の絶妙な対話を聴かせる曲まで、幅広い作品が楽しめます。 ヌオーヴォ・アスペットは、ハイドンが多くの楽曲を書いた楽器バリトンを含む種々の弦楽器と、マンドリンやサルテリオを含む多彩な撥弦楽器にオーボエの前身シャリュモーにトラヴェルソが加わったアンサンブルで、練達の歌手陣と見事な共演を聞かせます。