クラーク(ローナ) Clarke, Rhona
生没年 | 1958- | 国 | アイルランド |
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辞書順 | 「ク」 | NML作曲家番号 | 151426 |
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SEMPITERNAM 永遠の…
ローナ・クラーク(1958-):
合唱作品集 [ラトヴィア国立合唱団/マーリス・シルマイス(指揮)]CLARKE, R.: Choral Music (Sempiternam) (State Choir Latvija, Sirmais)
発売日:2022年02月18日 NMLアルバム番号:MSV28614
CD価格:2,250円(税込)
アイルランドの女性作曲家ローナ・クラーク。室内楽、管弦楽、電子作品など多岐に渡るジャンルの曲を書いてきたクラークですが、14歳から合唱団で歌ってきた彼女にとって合唱音楽は常に大切にしてきたジャンルで、このアルバムには30年にわたって書かれたキャロルからレクイエムまでの作品が収録されています。 トラック14の歌詞はアメリカで追悼の際に読まれる詩の一つで、様々な作曲家が曲をつけており、日本では「千の風になって」が生まれるきっかけになったことでも知られています。 器楽曲ではモダニズムの様式を採用、前衛的かつ刺激的な音楽を書き上げているクラークですが、合唱作品はアイルランドとイギリスの合唱音楽の伝統を遵守したうえで、独自の個性を発揮。クラークが要求する難度の高い美しく複雑な響きをラトヴィア国立合唱団が存分に紡ぎ出しています。
収録作曲家:
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A DIFFERENT GAME
クラーク(1958-):
作品集 [フィデリオ三重奏団]CLARKE, R.: Piano Trios Nos. 2, 3 and 4, "A Different Game" / Con Coro / Gleann Dá Loch (Fidelio Trio)
発売日:2017年03月24日 NMLアルバム番号:MSV28561
CD価格:2,400円(税込)
アイルランドの音楽というと、民謡もしくは舞踊曲ばかりが知られており、この国の多くの作曲家たちはこれらをうまく用いた耳馴染みのよい音楽を書いている印象があります。そのため、先進的な作品を書く作曲家はどうしても陰に隠れてしまう傾向があり、残念なことに、女性作曲家ローナ・クラークも「あまり知られていない人」の一人です。彼女は決して伝統におもねることはなく、常に新しい作品を創造しており、これらの中には合唱、室内楽、管弦楽、電子作品など多岐に渡るジャンルの曲が含まれています。電子を用いた作品の特徴は、厳密なピッチの中に忍ばせた不協和音であったり、躍動的なリズムを持っていたり、時にはジャズ風であったりと、その作風は常に革新的で流動的です。 「ピアノ三重奏曲第2番」は、同じフィデリオ三重奏団の「Dancing in Daylight」にも収録されていますが、このアルバム(MSV28556)がリリースされた時に“彼女の作品をもっと聞きたい”という要望に応え、彼女の作品のみのアルバムを企画し、この曲を改めて演奏したという、フィデリオ三重奏団の力の入れ方にも注目です。
収録作曲家:
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GHOST SONGS
アイルランドの現代詩と音楽 [レターレ・ヴォーカル・アンサンブル/ロシーン・ブラニー(指揮)/シーレ・デンヴァー(ハープ) 他]GHOST SONGS - Contemporary Music and Words from Ireland (Laetare Vocal Ensemble, Blunnie)
発売日:2021年10月15日 NMLアルバム番号:MSV28599
CD価格:2,250円(税込)
アイルランドの現代詩人、作家、作曲家たちによる、最もユニークな言葉と音楽のコレクション。ここには、何世紀にもわたって語り継がれた民話やファンタジーに彩られたアイルランド文学の伝統が反映されています。 詩の朗読は、アイルランドを代表するラジオ・プレゼンターのカール・コーコランをはじめ、詩の著者であるマリーナ・カーやポーラ・ミーハン、ダレナ・ニヒネージェが担当、また見事な合唱を披露するのは、2014年に指揮者ロシーン・ブラニーによって設立されたレターレ・ヴォーカル・アンサンブル。 アイルランドの歴史と伝統に興味を抱く全ての人におすすめの1枚です。
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I am Wind on Sea [ケリガン]
Vocal Recital (Mezzo-soprano): Kerrigan, Aylish - AGNEW, E. / BODLEY, S. / BOYLE, I. / BUCKLEY, J. / CLARKE, R. / O'FARRELL, A.-M. (I am Wind on Sea)
発売日:2017年02月17日 NMLアルバム番号:MSV28558
CD価格:2,400円(税込)
アイルランドで活躍する作曲家たちの作品集。彼らの先導的役割を果たしたアイナ・ボイルは、1967年にこの世を去って以来、その存在を忘れられてしまいましたが、最近、彼女の次世代の人々の活躍に伴い、ボイルの作品も少しずつ演奏されるようになって来ました。伝統的なアイルランド民謡の流れと、シュプレヒトゲザング(歌うように叫ぶ)が融合した彼女の歌は、奇妙でありながらも、何故か懐かしさを帯びています。 アイリッシュ・ケリガンは、アイルランド民謡とブレヒトを得意とするヴォーカリストで、ブロードウェイでも活躍する人気者です。アルバム・タイトルでもある「I am Wind on Sea」(トラック16)では打楽器を演奏しながら極めて存在感のある歌唱を聴かせています。
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Dancing in Daylight [フィデリオ三重奏団]
Piano Trios - BRADLEY, S. / BUCKLEY, J. / CLARKE, R. / JOHNSTON, F. (Dancing in Daylight) (Fidelio Trio)
発売日:2016年05月25日 NMLアルバム番号:MSV28556
CD価格:2,224円(税込)
この「現代作曲家の三重奏曲集」は、NAXOSレーベルからコルンゴルドのピアノ三重奏曲(8.572758)をリリースしているフィデリオ三重奏団による演奏です。彼らはヨーロッパで最も技巧的、かつ革新的なアンサンブルとして知られ、これまでにもヨーロッパの各地で演奏し、高い評価を受けています。そのレパートリーはどちらかというと現代音楽が多く、メンバーたちは常に新しい作品を紹介することに喜びを感じているのだと言います。 ここで演奏されている作品も、バックリーとジョンストン、ボドリーの曲はフィデリオ三重奏団の委嘱作であり、新しい作品に出会える喜びを満喫させてくれる1枚となっています。