トマッラ(ハンス) Thomalla, Hans
生没年 | 1975- | 国 | ドイツ |
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辞書順 | 「ト」 | NML作曲家番号 | 106543 |
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ハンス・トマッラ(1975-):
歌劇《暗い春》 [ラヴィ・シャハル(メゾ・ソプラノ)/アンナ・ハイビナー(メゾ・ソプラノ)/クリストファー・ディフィ(テノール)/マギッド・エル=ブシュラ(カウンター・テナー)/マンハイム国立劇場管弦楽団/アラン・ピアソン(指揮)]THOMALLA, H.: Dark Spring [Opera] (Lavi, Hybiner, Diffey, El-Bushra, Mannheim National Theatre Orchestra, Pierson)
発売日:2021年11月26日
NMLアルバム番号:OC994
CD 2枚組価格:3,450円(税込、送料無料)
ドイツのギムナジウムで学ぶ10代半ばの4人の若者が、抑圧された環境の中で性に目覚め、やがて事態は悲劇に転じていく… ドイツの文豪、フランク・ヴェーデキントの名作戯曲「春のめざめ」は1891年に初演されるも、社会問題に発展し、20世紀前半まで上演が禁止されていたという問題作。2006年にロック・ミュージカルとしてブロードウェイで上演されるとたちまち人気作となり、2009年まで公演が続きました。 ミュージカルでは少年メルヒオールと少女ベンドラを中心に物語りが展開しましたが、このハンス・トマッラのオペラでは4人の若者の交錯する感情に焦点を当て、成功への期待と、無力感などから生じる暴力的な行為などを描き出していきます。 作曲家トマッラは、2011年の歌劇《未知なるもの》で用いた手法と同じく、切れ切れのオーケストラの咆哮を縫って、ロックのリズムや歌手たちの悲鳴、なんども繰り返す言葉をコラージュし、混沌のストーリーを描き出していきます。
収録作曲家:
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トマッラ(1975-):
歌劇《Fremd - 未知なるもの》 [ヨハネス・カリツケ(指揮)/シュトゥットガルト州立歌劇場管弦楽団&合唱団]発売日:2019年05月24日
SACD ハイブリッド 2枚組価格:4,125円(税込、送料無料)
ショパンからジミ・ヘンドリックスまで、様々な音楽を融合したトマッラの歌劇《未知なるもの》。ケルビーニの《メデア》を元に、前衛的な味付けを施した作品です。 エレガントなサロンの雰囲気が瞬時に大音響でかき消され、ワーグナー風のうねる響きの中にモーツァルト風の音楽が顔を出す・・・ありとあらゆる音楽が混然一体となったところをエレクトロニクスの響きが通り抜けていきます。その合間を縫って歌手たちが声を張り上げ、アリアを歌い、意味不明な歌を口ずさみ、物語は混沌を極めていきます。タイトル通り「未知なるもの」そのものの作品です。
収録作曲家: