コフレル(ユゼフ) Koffler, Jozef
生没年 | 1896-1944 | 国 | |
---|---|---|---|
辞書順 | 「コ」 | NML作曲家番号 | 63228 |
-
コフレル(1896-1944):
ピアノ曲、室内楽作品集 [ハイト/ゼブラ・トリオ/オーストリア現代音楽アンサンブル/カリツケ]KOFFLER, J.: Piano Works / String Trio / SCHÖLLHORN, J.: Spur (Heydt, Zebra Trio, Austrian Ensemble for Contemporary Music, Kalitzke)
発売日:2017年01月25日 NMLアルバム番号:777979-2
CD価格:1,920円(税込)
“ポーランドで初めて十二音技法を取り入れた”とされる作曲家ユゼフ・コフレルのピアノ作品集。彼は当時オーストリア=ハンガリー二重帝国領で現在はウクライナ領であるストルィーに生まれ、1918年から1924年にウィーンで音楽を学びました。その後はまたウクライナのリヴォフに戻り音楽教師として活躍しましたが、ドイツ軍が侵攻した際、家族とともに囚われの身となり、恐らくホロコーストによって命を落としたと推測されています。そのため彼の作品も散逸してしまい、現在は戦前に出版された僅かな作品のみで、彼の業績を確認する以外ありません。十二音の技法を自由に用い、また独自に発展させた挑発的な作品です。 アルバムの最後に収録されているシェルホルンの「Spur」(奨励という意味を持つ)はコフレルの作品の独創性にインスパイアされた作品で、そのままコフレルに捧げられています。