コッレ(フィリッポ) Colle, Filippo
生没年 | - | 国 | |
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辞書順 | 「コ」 | NML作曲家番号 | 439593 |
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Marvels of the 18th century in Naples
ナポリ18世紀の驚異
管弦楽曲と協奏曲集 [ファブリツィオ・ファラスカ(ヴァイオリン)/イヴァノ・カイアッツァ(指揮)/ラ・レアル・カペッラ・ディ・ナポリ]Symphonies / Violin Concertos (Marvels of the 18th Century in Naples) - SARRO, D. / COLLE, F. / FIORILLO, F. / MANNA, G. (La Real Cappella di Napoli)
発売日:2023年04月28日 NMLアルバム番号:555315-2
CD価格:2,475円(税込)
18世紀のナポリは当時のナポリ王国の首都として、パリ・ロンドンについでヨーロッパで3番目の大都市でした。2つの歌劇場、フィオレンティーニ歌劇場とサン・バルトロメオ歌劇場が建設され、カストラートを含む歌手たちもナポリで訓練を受けるなど、歌劇の一大中心地となっていました。1738年のウィーン条約によりブルボン王カルロがナポリを治めることになると、サン・バルトロメオ歌劇場を取り壊し、王好みの豪華なサン・カルロ劇場が建設されます。サン・カルロ劇場は建物の見事さと高水準の上演によって名所となり、現在でも定期公演が続けられています。 このアルバムには当時活躍していた作曲家たちの優れた管弦楽曲と協奏曲を収録。サッロの歌劇《シーロのアキッレ》は1737年11月4日のサン・カルロ劇場の杮落としの演目で、この時はサッロ自身が指揮を行い大好評を博したということです。 この録音は、ほかならぬサン・カルロ劇場で行われたもの。演奏のラ・レアル・カペッラ・ディ・ナポリは、16世紀に設立されペルゴレージやポル ポラ、スカルラッティの作品を演奏した団体にちなんでいます。2曲のヴァイオリン協奏曲でソロを弾くイタリアのヴァイオリニスト、ファブリツィオ・ファラスカの演奏も聴きものです。