パラディ(ラドゥ) Paladi, Radu

生没年 1927-2013
辞書順 NML作曲家番号 304392
  • 商品番号:C5465

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    ラドゥ・パラディ(1927-2013)
    ピアノ協奏曲
    ヴァイオリン協奏曲
    交響的組曲「小さな魔法の笛」 詳細ページ
    [オリヴァー・トリンドル(ピアノ)/ニーナ・カーモン(ヴァイオリン)/ロイトリンゲン・ヴュルテンベルク・フィルハーモニー管弦楽団/ユージン・ツィガーン(指揮)]

    PALADI, R.: Piano Concerto / Violin Concerto / Suite, "The Little Magic Flute" (Triendl, Karmon, Württembergische Philharmonie Reutlingen, Tzigane)

    発売日:2022年08月05日 NMLアルバム番号:C5465

    CD価格:2,100円(税込)

    ルーマニアの作曲家、ラドゥ・パラディの作品集。1941年からチェルニウツィー音楽院(当時はルーマニア、現在はウクライナに属する)でピアノを学びましたが、1944年に戦争のためチェルニウツィーを離れブカレストに移住、音楽院で名教師フロリカ・ムジチェスクに師事しながら、ピアニストとしてコンサートに出演しすぐさま注目を浴びました。1954年からブカレストのカラギアレ国立劇場映画大学の助手を務め、1963年からは講師に就任。舞台音楽や交響曲、声楽曲など性格の異なる多数の作品を遺しました。 このアルバムにはピアノ協奏曲とヴァイオリン協奏曲、そしてルーマニア民話を題材にし、もともとはアニメーションの付随音楽として書かれ、後に交響的組曲に編纂された「小さな魔法の笛」の3曲が収録されています。 ピアノ協奏曲は作曲家自身が初演を行い、聴衆、批評家から絶賛された作品。軽やかなリズムに彩られた第1楽章で始まり、静かな第2楽章を経て、ルーマニアの民族舞踊「Joc din Oas」のリズムが効果的に使われた終楽章に続きます。 また、ヴァイオリン協奏曲は2001年の同時多発テロの印象が強く焼き付けられたという作品。とりわけ第2楽章の瞑想的なアンダンテにパラディの思いが凝縮されており、終楽章ではルーマニアの民族舞曲などが断片的に引用され、諧謔的な表情を見せています。この曲はイ・ムジチ合奏団のコンサートマスターを長年務め、この曲を初演したマリアナ・シルブへのオマージュでもあります。

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