レオポルトI世(神聖ローマ皇帝) Leopold I (Holy Roman Emperor)
生没年 | 1640-1705 | 国 | |
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辞書順 | 「レ」 | NML作曲家番号 | 29654 |
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レオポルト1世(1640-1705):
死者のためのミサ曲(レクイエム)
3つのレクツィオ
聖母マリアの7つの悲しみのモテット [マンフレート・コルデス(指揮)/ブレーメン・ヴェーザー=ルネサンス]LEOPOLD I: Requiem / Lectiones (Weser-Renaissance Bremen, M. Cordes)
発売日:2023年04月28日 NMLアルバム番号:555078-2
CD価格:2,475円(税込)
第10代神聖ローマ帝国皇帝レオポルト1世。三十年戦争で衰退した領土を受け継ぐも、持ち前の政治力で領土を拡大、ハプスブルク家の復興の足掛かりを築きました。高度な教育を受け、作曲家としても優れた才能を開花させた皇帝は、生涯に150曲を超えるイタリア語のアリアを始め、80曲の教会音楽、17曲のバレエ音楽など、多数の作品を残しました。 このレクイエムが書かれるきっかけとなったのは、彼の最初の妻マルガリータ・テレサ・デ・エスパーニャ(ドイツ名マルガレーテ・テレジア・フォン・シュパーニエン)が1673年3月12日にこの世を去ったことで、当時33歳の君主は大きな悲しみに打ちひしがれました。彼はこの悲痛な思いを音楽で癒すために「Missa pro defunctis 死者のためのミサ曲」を作曲。16世紀から「苦しく悲しい心情」を表すとされたト短調をベースに書かれた、5声の合唱、3本のトロンボーンと通奏低音を伴う器楽アンサンブルを要する大規模な作品です。皇帝の作品が18世紀後半になっても演奏され続けたのは、単に君主への敬意だけではなく、完成度の高さゆえであることは間違いないでしょう。 ルネサンスからバロック期の作品を得意とするマンフレート・コルデスが指揮するブレーメン・ヴェーザー=ルネサンスの演奏で。
収録作曲家:
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レオポルド1世(1640-1705):
〔宗教曲集〕
オラトリオ「アブラハムの犠牲」
聖週間のミゼレーレ [マンフレート・コルデス(指揮)/ブレーメン・ヴェーザー=ルネサンス]LEOPOLD I: Sagrifizio d'Abramo (Il) [Oratorio] /Miserere per la settimana santa (Weser-Renaissance, Bremen, Cordes)
発売日:2020年08月07日 NMLアルバム番号:555113-2
CD価格:2,475円(税込)
神聖ローマ皇帝、レオポルド1世(1640-1705)。三十年戦争で衰退した領土を受け継ぐも、持ち前の政治力で領土を拡大、ハプスブルク家の大国復興の足掛かりを築いた指導者です。もともとは聖職者になるはずだったため高度な教育を受けており、作曲家としても優れた才能を開花させた皇帝は、生涯に150曲を超えるイタリア語のアリアを始め、80曲の教会音楽、17曲のバレエ音楽など、多数の作品を残しました。 このアルバムに収録されている「アブラハムの犠牲」では、愛する息子イサクを神に捧げることになったアブラハムの苦悩が劇的に描かれています。またイサクがキリストの先駆的存在として扱われているため、同時代にウィーンで書かれた受難曲の中でも特別な存在として讃えられています。この作品が書かれた時、レオポルド1世はわずか20歳でしたが、彼の熟達した作曲技法が見て取れます。 この時期としては珍しくオルガン(通奏低音)を用いず、弦楽器と声楽のみによる「ミゼレーレ」も魅力的です。
収録作曲家: