松村 禎三(まつむら ていぞう) Teizo, Matsumura
生没年 | 1929-2007 | 国 | 日本 |
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辞書順 | 「マ」 | NML作曲家番号 | 26386 |
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-★『レコード芸術』特選盤(2022年10月号)★-
松村禎三 交響作品集 [野平一郎(指揮)/渡邉康雄(ピアノ)/オーケストラ・ニッポニカ]
MATSUMURA, Teizo: Piano Concerto No. 1 / Symphony No. 1 / To the Night of Gethsemane (Yasuo Watanabe, Orchestra Nipponica, Ichiro Nodaira)
発売日:2022年07月22日 NMLアルバム番号:MYCL-00030
CD国内盤価格:3,300円(税込、送料無料)
第21回佐治敬三賞受賞公演。
昭和の巨匠、松村禎三の精神を蘇らせたライヴレコーディング!日本人の埋もれたオーケストラ作品に光を当て紹介する活動が高い評価を受けるオーケストラ・ニッポニカ。2021年7月に行われた演奏会「松村禎三 交響作品展」が優れた企画と演奏が評価され第21回佐治敬三賞を受賞しました。当盤はそのライヴレコーディングとなります。 独自の音楽性、世界観をもとに圧倒的なエネルギーを内包させた松村禎三の3つの作品を収録。小さな生命が群れとなり巨大建築物を想起させるスケールの大きな交響曲第1番。ソリストの渡邉康雄の気品ある音色と妙技が、音楽に彩を加えるピアノ協奏曲第1番。松村禎三の晩年の作品となる「ゲッセマネの夜に」。 野平一郎の明晰な指揮のもとオーケストラ・ニッポニカが松村禎三の密度の濃い音楽を現代に蘇らせ、作品に新たな価値を与えました。松村禎三の溢れ出る音の生命エネルギーをぜひお受け取り下さい。収録作曲家:
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松村禎三(1929-2007):
交響曲 第1番・第2番
ゲッセマネの夜に [神谷郁代/アイルランド国立響/湯浅卓雄]MATSUMURA, T.: Symphonies Nos. 1 and 2 / To the Night of Gethsemane (Ireland RTE National Symphony, Takuo Yuasa)
■交響曲/管弦楽曲
発売日:2021年03月26日 NMLアルバム番号:8.570337
CD価格:1,980円(税込)
京都で生まれ、尺八や筝をたしなむ両親のもと幼い頃から音楽に興味を示した松村は、1949年に旧制第三高等学校理科を卒業後、作曲家への道を目指して清瀬保二を頼って上京。当時清瀬の家に出入りしていた武満徹と親交を結ぶも、結核のために東京藝術大学の受験に失敗し、5年間の療養生活を余儀なくされました。その頃から俳句も手掛け、この分野でも才能を発揮します。退院後は次々と作品を発表、1970年より藝大音楽学部作曲科にて教鞭を執るまでになりました。 このアルバムには3つの作品を収録。東洋的な精神を表現しようと努めた1965年の「交響曲第1番」では、壮大な音が聴き手を圧倒します。そして35年以上経て書かれた「交響曲第2番」は彼自身のモノローグ。響きはより調性に回帰し、ピアノと管弦楽は対話を重ねながら最後のクライマックスへと突き進みます。最後に置かれた、「ゲッセマネの夜に」では、松村の思いはキリストの眼差しを借りながら、人々の苦悩を描きだします。
収録作曲家: