ヴィシネグラツキー(イワン) Wyschnegradsky, Ivan
生没年 | 1893-1979 | 国 | ロシア、フランス |
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辞書順 | 「ウ」 | NML作曲家番号 | 21953 |
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Pianos quart de ton - 四分音ピアノ [アカール/有本紘子/ショット/ジョスト/ラルティゴー/マルゲ]
Piano Music - WYSCHNEGRADSKY, I. / BANCQUART, A. / MOËNE, A. (Pianos quart de ton) (Acar, Hiroko Arimoto, Ballèvre, Ciot, Joste, Lartigau, Margue)
発売日:2019年01月25日 NMLアルバム番号:Shiiin10
CD価格:2,475円(税込)
半音の半分の音程「四分音」やもっと狭い間隔の音程「微分音」は、通常の平均律のピアノでは演奏できませんが、自然界には普通に存在するものです。このような十二音では表現できない音程「超半音階技法」を理論的に体系化したのがロシア出身の作曲家イワン・ヴィシネグラツキーでした。 スクリャービンから影響を受けた彼は、初期の頃はクラスターを追求していましたが、亡命先のパリでアロイス・ハーバと出会ったことで、微分音の研究を始め、ハーバとは「四分音ピアノ」の開発を目論みますが、結局これは頓挫してしまいます。1928年になってようやく、製作の目途が付き、1930年に購入、以降は書き溜めてきた作品を複数の「四分音ピアノ」を用いて発表、後進に多大なる影響を与えました。 このアルバムでは、ヴィシネグラツキーと彼に続く作曲家たちの「四分音ピアノ」のための作品を網羅。オンド・マルトノも交えたトラック3の響きは壮観です。
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発売日:2018年08月29日
CD価格:2,100円(税込)
四分音主義の作曲家ヴィシネグラツキーの代表作、24の前奏曲を含む作品集。十二音よりも更に狭い音程(微分音)の研究家として知られるヴィシネグラツキーの生み出す音楽を初めて体験する人にも最適な1枚。複雑な工程を経て、四分音で調律された2台のピアノが奏でる響きは、聴き手に混迷を与えるとともに、軽い中毒性も持っています。日本の作曲家、ピアニスト棚田文紀も演奏に参加。
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