R.マリピエロ(リッカルド) Malipiero, Riccardo
生没年 | 1914- | 国 | イタリア |
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辞書順 | 「マ」 | NML作曲家番号 | 179071 |
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R.マリピエロ(1914-):
ピアノ作品全集 [ロペス]MALIPIERO, R.: Solo Piano Music (Complete) (Lopez)
■器楽曲(ピアノ)
発売日:2012年10月24日 NMLアルバム番号:TOCC0129
CD価格:2,438円(税込)
いかにもTOCCATAらしい1枚です。レスピーギ以降のイタリア音楽史に重要な足跡を残した三人の作曲家、カセッラ、ピツェッティ、マリピエロ(1914-2003)は当時全盛を誇っていた「オペラ」からの脱却を図り、モンテヴェルディやフレスコバルディなどの「古いイタリア音楽」と「器楽音楽」の復興に尽力した人として知られています。そのフランチェスコ・マリピエロの甥であるリッカルドが今回の作曲家です。彼はミラノでピアノを学び、トリノ音楽院で作曲の学位を取得しました。1938年頃から12音技法に興味を持ち、手始めに「主題と14の変奏曲」でその技法を使ってみたのでしょう。その後、ダッラピッコラやマデルナとともにイタリアの12音技法を推進する先駆者となりました。他の5つの作品も精緻な技法を凝らして書き上げられていますが、とは言え、12音を徹底的に追求しながらも、表現や色彩を重んじているためか、時にはルールを破ることも厭わなかったようで、時として抒情的な響きが現れるところが面白いものです。
収録作曲家: