ドリシュナー(マックス) Drischner, Max
生没年 | 1891-1971 | 国 | |
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辞書順 | 「ト」 | NML作曲家番号 | 129296 |
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ドリシュナー(1891-1971):
太陽の賛歌
オルガン作品集 [フリードヘルム・フランメ(オルガン)]DRISCHNER, M.: Organ Works (Sonnenhymnus) (Flamme)
発売日:2021年04月30日 NMLアルバム番号:555376-2
SACD-Hybrid価格:1,800円(税込)
ドイツ後期ロマン派の流れを汲む作曲家、マックス・ドリシュナー。シレジアのプリエボルン(現プシェヴォルノ)で生まれ、ライプツィヒとブレスラウで神学を学びますが、やがて音楽の道を志し、ベルリン音楽アカデミーでワンダ・ランドフスカにピアノ、オルガン、チェンバロを学びます。第一次世界大戦に従軍した彼は左手の指先を失いますが、戦後、独学でバッハ以前の音楽を研究。幅広い知識を身に着け、1923年にはポーランドの都市ブジェクでチェンバロ・コンサートを開催しています。そして青年合唱団を設立するとともに、ブジェクの聖ニコライ教会のオルガニストに就任。この時期に数多くのオルガン作品を作曲しました。 しかし、1945年にブシェクが軍事要塞になったため、彼はプシェヴォルノに避難し、ここでも地域の教会のオルガニストを務めています。彼のオルガン作品のほとんどは教会での演奏のために書かれた、聴衆が難なく理解できるような魅力的な音楽であり、小さなオルガン、またはピアノでも演奏できるほどにシンプルなのが特徴。 代表作の「太陽の賛歌」は生まれ故郷のシレジアの日の出を想起させる作品で、いくつかの詩篇の旋律を引用した8小節のメロディを34回引用するというもの。ホ長調を起点としながら、複雑なリズムを駆使した様々な旋律が絡み合う壮大な仕上がりを見せています。
収録作曲家: