クルイサン(オリオール) Cruixent, Oriol
生没年 | 1976- | 国 | スペイン |
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辞書順 | 「ク」 | NML作曲家番号 | 117264 |
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SINGN'RHYTHM
ヴィヴィ・ヴァシレヴァ (パーカッション) [ヴィヴィ・ヴァシレヴァ、ヴィヴィ・ヴァシレヴァ・クインテット、ルカス・カンパラ・ディニス]Instrumental and Chamber Music - ABE, Keiko / CRUIXENT, O. / DINICU, G. / SAMMUT, E. (Singin' Rhythm) (Vassileva, Diniz, Vivi Vassileva Quintet)
発売日:2019年07月26日 NMLアルバム番号:ALPHA463
CD価格:2,475円(税込)
ドイツの人気打楽器奏者が誘う、パーカッションの新しい可能性バイエルン州ホーフでブルガリア系音楽一家に生まれたヴァシレヴァ。幼いころからヴァイオリンを学んでいましたが、ある夏、ブルガリア滞在中にパーカッションの演奏に接し開眼して以来、並行してその習得をはじめました。ミュンヘンでペーター・ザードロに学んだのち様々なコンクールで優勝を収め、今日ではドイツでも人気のソロ打楽器奏者へと成長しています。 本格的な活動を始めてからは初めてとなる今回のアルバムでは、自らを通じた音楽で物語を伝えたいという彼女のコンセプトのもと、様々な国の作曲家による多様な作品が収められました。フォルクローレの要素を取り込んだジャズで人気のアルゼンチンのギタリスト、ギジョ・エスペルによる「サンバ」(ブラジルのSambaと違い、アルゼンチンの優美なZamba)、パリ管弦楽団の首席打楽器奏者で、作・編曲でも知られるエリック・サミュによる「セイリング・フォー・フィル」など、打楽器のレパートリーとして比較的知られた作品も収録しています。 マリンバの第一人者として世界的に評価されている安倍圭子の「涙のパヴァーヌ」は、有名なダウランドの「ラクリメあるいは7つの涙」の主題によるたいへん美しい変奏曲。また2015年に結成されたヴァシレヴァのクインテット、そしてブラジル出身のギタリスト、ルカス・カンパラ・ディニスの活躍も特筆もので、彼女と息の合った演奏を聴かせています。
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PARADISI GLORIA 21
マリアの祈りに基づく21世紀の作品集 [シルマー]CRUIXENT, O.: Abismes / WOZNY, J.: Archipel / DODERER, J.: Salve Regina / KUHR, G.: Introductio… (Paradisi Gloria 21) (Schirmer)
■交響曲/管弦楽曲 ■合唱曲
発売日:2010年07月14日 NMLアルバム番号:900302
CD価格:2,325円(税込)
どれほど音楽の形態が変わろうとも、神や普遍なる物への敬意は変わることはありません。それを認識させてくれる4つの作品をお聴きください。バイエルン放送局から依嘱されたこれらの作品は、すべて「マニフィカト・・・マリアの祈り」を扱ったものですが、書き手、聴き手によってここまで違った姿で立ち現れるのです。もちろん、どの曲も世界初演であり、各々の曲の斬新さは他では類を見ません。オーケストラの激しい咆哮で始まるクルイサンの「深き淵」にあるのは絶望の中での一筋の救いでしょうか。また、キュールの作品にも破壊的な音が見え隠れしますが、やはりこれを通り抜けないと救いはないようです。ウォズニの作品は「出現した後に生ずる物」という意味でキリスト誕生の後のマリアを描いているということでしょうか。ドーデラーの作品は、最も宗教曲として心にしみるものでしょう。しかし、その不安に満ちた音は一筋縄でいかない何かを孕んでいます。これらの演奏困難な作品を易々と形にしてしまう、バイエルン放送合唱団、ミュンヘン放送管弦楽団、そしてソリストたち、指揮者ウルフ・シルマー。彼らの見事な才能に酔い痴れてください。