クルークハルト(アウグスト・フレデリック・マルティン) Klughardt, August Friedrich Martin
生没年 | 1847-1902 | 国 | ドイツ |
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辞書順 | 「ク」 | NML作曲家番号 | 39646 |
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クルークハルト(1847-1902):
交響曲 第4番 ハ短調 Op.57
3つの小品 Op.87 [デッサウ・アンハルト・フィル/ヘルムス]KLUGHARDT, A.F.M.: Symphony No. 4 / 3 Stücke, Op. 87 (Dessau Anhalt Philharmonic Orchestra, Hermus)
発売日:2015年08月26日
NMLアルバム番号:777740-2
2)
CD価格:2,608円(税込)
ケーテンで生まれ、10歳でピアノを作曲を学び始めたというクルークハルト(1847-1902)。相当才能に恵まれていたようで、1年後には作品を発表し、16歳でデッサウに移住した翌年にはピアニストとしてデビュー。その後は着々と才能を開花させ、ヴァイマールの宮廷劇場を皮切りに、ノイシュトレリッツ、デッサウの宮廷劇場で指揮者として目覚ましい活躍を遂げます。その間ヴァイマールではフランツ・リストに会い、また1876年にバイロイト音楽祭に出かけ「指環」の上演に感銘を受け、1882年にはデッサウの劇場で指揮者として「指環」を演奏しているのですから、こちらもすごい実績と言えるでしょう。 彼は交響曲を6曲書いて(最初の1曲は番号なし)いて、この第4番は、まさにワーグナーやリストの後継者の音楽。重厚な響きとライトモティーフが用いられた優れた音楽です。かたやタイトルのない「3つの小品」は、ロッシーニやヴェルディを思わせる気楽な曲。こちらも興味深いものです。
収録作曲家:
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クルクハルト(1847-1902):
ヴァイオリン協奏曲
交響曲 第3番 [デッサウ・アンハルト・フィル/ベルク]KLUGHARDT, A.F.M.: Violin Concerto in D major, Op. 68 / Symphony No. 3 (Dessau Anhalt Philharmonic, Berg)
■協奏曲
発売日:2011年02月16日
NMLアルバム番号:777465-2
7)
CD価格:2,445円(税込)
偉大なるブラームスとブルックナー。この2つの山脈の影にひっそりとそびえるクルクハルトの音楽です。彼はザクセンの一都市ケーテンに生まれ、15歳の時にデッサウに引っ越します。その翌年ピアニストとしてデビューし、1867年からは指揮者として活動を始めます。若き頃は、フランツ・リストに認められ、ワーグナーからも強く影響を受けていたのですが、後にその派閥から離れ、どちらかというとシューベルト、シューマンよりの作風を愛するようになり、伝統的な形式を遵守した音楽へと推移していきます。木管五重奏曲やチェロ協奏曲などは、今までにも僅かに聴く機会がありましたが、このアルバムではヴァイオリン協奏曲と交響曲第3番という珍しい曲が収録されています。ヴァイオリニスト、チョップがこの曲の大ファンとのこと。共感溢れる演奏が楽しめます。
収録作曲家: