オッテ(ハンス) Otte, Hans
生没年 | 1926-2007 | 国 | ドイツ |
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辞書順 | 「オ」 | NML作曲家番号 | 29532 |
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オッテ(1926-2007):
響きの書 [ファン・ラート]OTTE, H.: Buch der Klange (Das) (The Book of Sounds) (van Raat)
■現代音楽
発売日:2011年01月12日
NMLアルバム番号:8.572444
30)
CD価格:1,600円(税込)
ハンス・オッテ(1926-2007)をご存知ですか? 彼は若い頃からピアノとオルガン演奏に格別の才能を示し、ヒンデミットから作曲を学んでいます。その後、印象派作品に特に造詣が深いピアニスト、ワルター・ギーゼキングと親交を結び、強く影響を受けました。1959年にラジオ・ブレーメンの音楽監修担当となり、すぐに歴史的な2つの現代音楽祭を開催。自らも作曲家として活動しながら、同世代の作曲家たち…シュトックハウゼンやメシアン、ナンカロウ、ライリー、ライヒ…を積極的に紹介したことで知られます。彼の作品は、どちらかと言うと電子音楽や、もっと難解な曲が多いのですが、この「響きの書」だけは、なぜか静かで美しい音に満たされているのです。演奏は、現代作品の解釈において高く評価されているラルフ・ファン・ラートです。ドビュッシーでもなく、メシアンでもなく、ナイマンでもない、永遠に続くかのような不可思議なピアノの響き。ひたすらそんな音と向き合う67分。これは素晴らしい体験です。
収録作曲家: