ラザーリ(シルヴィオ) Lazzari, Sylvio
生没年 | 1857-1944 | 国 | |
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辞書順 | 「ラ」 | NML作曲家番号 | 20208 |
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〈後期ロマン派のピアノ三重奏曲集〉
ラザーリ(1857-1944):
ピアノ三重奏曲 ト短調 Op.13
キーンツル(1857-1941):
ピアノ三重奏曲 ヘ短調 Op.1
イェラル(1861-1935):
ウィーン風セレナード Op.18 [トーマス・クリスティアン・アンサンブル]Piano Trios - LAZZARI, S. / KIENZL, W. / JERAL, W. (Thomas Christian Ensemble)
発売日:2020年11月20日 NMLアルバム番号:777761-2
CD価格:1,800円(税込)
このアルバムには後期ロマン派の時代に活躍した2人の作曲家のピアノ三重奏曲が収録されています。 イタリア人の父とオーストリア人の母を持つシルヴィオ・ラザーリは、パリでショーソンと親交を結び、その後フランクと出会ったことで強い影響を受けた作曲家。このピアノ三重奏曲は、彼が愛したワーグナー風の重厚な響きと情熱的な旋律に満ち溢れています。第1楽章の冒頭、ユニゾンで奏される旋律は特に印象的、そして第3楽章はウィーン風のワルツで書かれた美しい作品です。 ラザーリと同年に生まれたキーンツルもワーグナーに魅せられた作曲家。何曲かのオペラで知られていますが、このピアノ三重奏曲は学生時代の作品で、シューベルトを彷彿させる流麗な雰囲気を持っています。 最後に添えられたイェラルの「ウィーン風セレナード」はクライスラーに献呈された小さな曲。アルバムにおけるアンコールとしての位置づけであり、魅力的なデザートとしての役割を担っています。