アヴォンダーノ Avondano, Pedro António
生没年 | 1714-1782 | 国 | |
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辞書順 | 「ア」 | NML作曲家番号 | 142554 |
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アヴォンダーノ(1714-1782):
歌劇《月の世界》
(1994年 サンカルロ劇場より委嘱された短縮版) [フェルナンド・ギマラインス(テノール)/ルイ・ロドリゲス(バス)/ホアン・ペドロ・カブラル(テノール) 他マルタ・アラウージョ&マルコス・マガリャインス(芸術監督)/オス・ムジコス・ド・テージョ]AVONDANO, P.A.: Mondo della luna (Il) [Opera] (Guimarães, Rodrigues, Cabral, Fernandes, Os Músicos do Tejo, Magalhães)
発売日:2020年10月23日 NMLアルバム番号:8.660487-88
CD 2枚組価格:2,900円(税込)
ポルトガル王ジョアン5世の宮廷に召し抱えられていたイタリア人ヴァイオリニスト、ピエトロ・ジョルジョ・アヴォンダーノを父としてリスボンに生まれたペドロ・アントニオ・アヴォンダーノ(1714-1782)。父のあとを追うように1754年に宮廷音楽家となった彼は、時の王で、イタリア・オペラを愛したジョゼ1世のためにバレエの音楽を作曲するように求められました。その翌年、リスボンを襲った大地震のために人々の生活は一変しますが、彼は音楽家たちのギルドを強化し、生活に困った同業者たちを支援するなど大活躍を果たします。 この《月の世界》は残存するアヴォンダーノの唯一のオペラ。当時人気を誇ったゴルドーニの台本によるもので、ガルッピやガスマンをはじめ、後にハイドンも同じ題材でオペラを書いていますが、彼の作品は、軽妙な登場人物たちの描写や、オーケストラの積極的な伴奏など、他の作曲家の作品に比肩しうる仕上がりを誇っています。 なお、この上演では、1990年代に作成された短縮版が用いられました。
収録作曲家: