COLUMN#45
これからはメリットで選ぶ。

 
 

「環境に配慮した成分で作られています。」
「燃やしても有害物質が発生しません。」

このように近頃、環境にやさしいことを謳う製品をよく目にするようになってきました。

確かに、環境に良い商品を作ったり、購入したりすることはとてもいいことです。

でも、自分たちが納得できるもの、使う私たち消費者にとってもメリットがあるものでなければ、
せっかくの “エコ アクション” も長続きしません。

 

「地球のため」「環境のため」

もう聞き慣れたものですが、そんなに生真面目に考えず、
まずは自分にとってもメリットのあるものを選ぶことから始めてみればいいんじゃないか、そう思います。

 

今回は、自然とサステナブルなことができる、暮らしのアイテムをご紹介します。

 

ホッとする自然な温かさ。

この時期のエコグッズといえば、やはり「湯たんぽ」。

もちろん、電気毛布よりエコだし、経済的。でもだんだん冷めてしまうのがちょっと…。

寒い季節は暖房器具に頼り続けてきた私。
暖房器具が進化を遂げる中、お湯を入れるだけの湯たんぽが今も愛されて続けている理由が
ずっと分からずにいました。

しかし調べてみると、「あえて」湯たんぽを使うことのメリットが見つかったのです。

 

まずは快眠環境づくりに適していること。

布団を温めるために使われることが多い湯たんぽですが、
実は「次第に温度が下がっていく」という特性こそが、快眠に関係しているみたいなんです。

一定の温度を保ってくれる電気毛布などは、途中で熱くて起きてしまうなんてことも。
その点、湯たんぽは寝るときは温かく、朝には常温に戻っている。
その自然な温度変化が体にとって心地いいようです。

 

また、じんわりと温かい湯たんぽは直接気になる部位を温めてくれるので、
寒さで凝り固まった肩や腰、冷えやすいお腹まわりなどにもいいんだとか。

サイズも豊富なので、用途にあった大きさのものを選べるのもうれしいですね。

 

今年サンテラボからは
リニューアルしたオリジナルカバー付きの湯たんぽも登場しました♪

カバーは伸縮性があって柔らかく、さらにエコウール素材を使用していて、環境にも配慮しています。

シンプルでやさしい色合いなので、どんな空間にもなじみやすいですよ。

 

憂鬱な生理の日が楽になる。

 
 

毎月1回訪れる生理の日は、女性にはとても憂鬱な時間ですよね。
そんな時を少しでも快適に過ごすためにおすすめしたいのが布ナプキンです。

 

布ナプキンの最大のメリットは「肌にやさしい」という点。
市販の使い捨てナプキンの多くは、不織布やビニールなどの化学繊維から作られています。
そのためデリケートゾーンの肌トラブルを起こしがちです。

一方、綿やリネン素材を使用している布ナプキンは、通気性に優れているので、
生理時のかぶれやムレが気になっているという人には心強いアイテムです。
また通気性が良い分、気になるにおいの原因も抑えることができます。

 

さらに吸収ポリマーを使用しない布ナプキンは、
湯たんぽ同様、「温活アイテム」としてもおすすめ。

ほとんどの使い捨てナプキンに使用されている吸収ポリマーは、
体温を下げる役割があるため、多くの女性が悩む「冷え」にもつながっているんです。

布を一枚多く身に着けるという“重ね履き”感覚で、
生理の日もぽかぽか快適に過ごせそうです。

 
 

もちろん、繰り返し洗って使えるので、環境にもとってもやさしいです。

素材にもよりますが、布ナプキンは大切に使えば
1枚につき5年間も使用が可能ともいわれています。

使い捨てナプキンだと、
一回の月経で使用するナプキン約20枚×生理のある約40年間=約9600枚のナプキンを
使い捨てるということになってしまうんです…!

エコなうえに、布ナプキンはお財布にもやさしいのです♪

 

さりげなく生活を豊かにしてくれる。

現在、世界的に問題視されている「プラスチックごみ」。
プラスチックストローの提供が廃止されたり、レジ袋有料化が始まったりと、
私たちの生活にとっても身近なこととなってきましたよね。

おうちのプラスチック用のごみ箱、すぐにいっぱいになって困っていませんか?

繰り返し使える「みつろうラップ」があれば、プラスチックごみをちょっと減らせて、
面倒なラップの分別作業もなくすことができますよ。

 
 

みつろうラップとは、ハチの巣からとれる「みつろう」を布にしみこませたもの。

今回紹介するacowrapは、
岐阜県のミツバチの巣から採取したみつろうをベースにしたオイルを、
フェアトレードのオーガニックコットンの生地にたっぷりしみこませています。

およそ半年から1年間繰り返し使うことができ、土に還る天然素材のもののみを
使用しているのでごみも出ません

電子レンジで温めたり、冷凍保存したりすることはできませんが、
冷蔵であれば、プラスチック製のラップの代わりとして使えます。

 

「冷蔵だけしか使えないならあまりメリットはないのでは?」と思われた方も
いらっしゃるでしょうが、こちら、食材の鮮度維持がスゴいんです…!

手で温めるとみつろうが柔らかくなり、器や食材の形に合わせてピタッと密着。
みつろうラップ特有の程よい通気性と保湿性が、食材をフレッシュな状態で
おいしく保ってくれます。

 
 

しなしなになったり、切り口が黒ずんだりしやすい使いかけの野菜や果物、
パサつきやすいパンなど、食材の種類を問わずいろんなものに使えます。

デザインもかわいいので、サンドイッチやおにぎりを包んでも気分が上がります♪

 

「包む」以外にも、ボウル状に形を整えれば「オシャレなお皿」としても使えるんです。

保存していた食材をそのまま食卓に出すこともできますし、
特にごみを出したくないアウトドアやレジャーにもおすすめです。

 

使わないときはくるくると巻いておけば、保管にも困りません
草木や泥で染めた自然のやさしい色合いでキッチンを彩ってくれます。

 

余らせない!「使い切る」というエコ。

メイクの流行りや自分の好みが変わった。その日の気分でメイクを変えたい。
普段のメイクではそんなにたくさん使わないのに、メイクポーチはぱんぱんで、
いつも整理されていないまま。

そんなお悩みはありませんか?

コスメにも使用期限があるにもかかわらず、なかなか使い切れず、結局余らせて捨ててしまう。

「食品ロス」ならぬ「コスメロス」が起きてしまっているではないか!
と最近気づいたんです。

いくらコスメ自体が環境に良いものでも、結局使い切れなかったらエコじゃないですよね。
最後は使い切れるコスメを紹介します。

 
 

rms beautyの商品は、特に使用する箇所は決められておらず、
好きなところに使用ができるマルチコスメです。

リップをチークにしたり、チークをアイシャドウにしたり、
ひとつのアイテムをいろんな用途に使えます♪

また複数のアイテムを混ぜることによって、
自分だけのお気に入りの質感やカラーをつくりだすこともできますよ。

毎日のメイクをシンプルに必要な分だけ。
ポーチや洗面台の省スペースにもつながります。

 

また、まずはお試しサイズのコスメを使ってみるというのも
資源・出費のムダを抑えられる一つの方法です。

小さなサイズのものは持ち運びにも便利ですし、
“お試し”であるからこそ、いろいろなアイテムを“試せる”のもうれしいポイントですよね。

アムリターラは全商品にトライアルサイズがあり、気軽に試しやすいですよ。

 

本当のエコとは。

 
 

エコな商品が増えてきた今、大切なのはそれらを「買うこと」ではなく、
愛着を持って長く使い続けること」だと思います。

 

「買っておいたほうがいいかな」と思って買うより
「使いたい!」と思って買うほうが愛着が湧きますし、
その消費アクションが自然と何度も続けば、
結果的に私たち消費者にとっても気持ちいいカタチで環境改善に貢献していけるんだと思います。

 

本当に自分に必要なもの、かつ環境にもやさしいもの。

これからはこんなモノの選び方をしてみると、
自分の「好き」と「心地よさ」を実現できる暮らしができるのではないでしょうか。

 

スタッフ かねがみ

 
 

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