COLUMN#44
頑張らずに健康改善

 
 

仕事や家事の合間の「ちょっと一息タイム」。

コーヒーを飲んで甘いお菓子...と体を甘やかす生活が当たり前になってきました。

何度やめようと思っても、気がついたらついついお店でお菓子を眺めてはカゴに入れてしまっているのです。

今日は疲れた一日だったから、今日は頑張ったから、なんて理由をつけて。

特に、食欲の秋は、加速するように甘い誘惑に負け続けています。

 

なかなか止められない、ちょいちょい食べ。

このままではいけない!と思って、意を決して甘いものを我慢しても、
気が付けばいつの間にか元どおり、の繰り返し。

もちろん、ピタッと食べるのをやめられるならそれが一番いいのですが…。

 

食は毎日のこと。

我慢や努力で食べない「気合いメソッド」で立ち向かわなくても、
ちょっとしたことを変えるだけで簡単にストレスなく健康は改善できます。

まだまだ長い人生、うまく糖とお付き合いしていきましょう。

 

甘いものがクセになる理由

おやつ生活って、なかなか抜け出せないんですよね。

そもそも、なぜこんなにも甘いものを欲してしまうのでしょうか?

 

甘いものを摂取した後は、体内の血糖値が上昇します。

そうすると、血糖値を下げる働きを持つインスリンが一度に大量分泌されて血糖値が急低下し、
「低血糖」状態を引き起こします。

「低血糖」状態になると、脳がエネルギー不足で「空腹だ」と思い、
甘いものを摂取して血糖値を上げろ、と信号を出してしまうのです。

こうして、体内の血糖値が急上昇、急低下を繰り返し、
甘いものを食べては満たされ、しばらくするとまた食べたい!状態が続くのです。

 

甘いものを“選ぶ”

 
 

そこで私が最近気をつけているのは、“何を食べるか”の選択です。

同じ“ちょいちょい食べ”をしても、何を食べるかで体に与える影響は変わりますよね。

食べたい欲が抑えられない時におすすめしたい、罪悪感の少ないおやつをご紹介します。

 

▼ 仕事の合間にちょっと一息。

手軽に食べられるつまみやすいスナック。

美容や健康にいいとされるドライフルーツやナッツは、

ほのかな甘みや香りがあり、ヘルシーなのに満足感もしっかりあります。

 

▼ ご飯前に小腹が空いた時はこれ。

もうすぐおいしいご飯。でもご飯まで待てない!そんな時もありますよね。

空腹感を感じる原因の一つは、水分不足ともいわれています。

小腹対策に、ドリンクなら水分補給にもなり、食べすぎることもありません。

ご飯も美味しく食べられますね。

 

食事でも糖分を採りすぎていませんか?

 
 

「糖分=砂糖=お菓子」。こんなイメージが強いですが、糖分はお菓子だけではありません。

お料理でも意外と結構な量のお砂糖を使っちゃっているのです。

さらに、白米やパンなどの炭水化物は、糖質が高いので注意が必要です。

まずはお砂糖の代わりに、自然の甘味をプラスしてみたり、いつも食べるものを変えてみたり...。

日々知らぬ間に摂取している糖分を見直してみましょう。

 

▼ 砂糖の代替品を使う。

メープルシロップは、白砂糖と比べて血糖値の上昇を抑えられ、なおかつミネラルなどの栄養も
多く含まれているので、代替品としておすすめです。

また、アガベシロップやココナッツシュガーも体にやさしい甘味料として知られています。

どうしてもお砂糖を使いたいときは、
お砂糖の種類の中でもカロリーが低めで、ミネラルやビタミンが多い黒糖がいいですよ。

 

糖分の多い主食はどうする?

 
 

毎日食べる炭水化物は、糖質と食物繊維を合わせたものです。

そのため、主食に何を選ぶかは、食後の血糖値の上昇度合いを示す
「GI(グリセミック・インデックス)値」が重要です。

急激に血糖値を上げてしまう高GIの炭水化物は、体への負担が大きくなり、肥満の原因にも。

血糖値の急上昇を抑えた「低GI値食品」を選んでいくことが、健康的な食生活につながります。

 

▼ 低GIな主食を選ぶ

糖質は、脂質やタンパク質、食物繊維などの栄養素と一緒にとることで、
血糖値の急上昇が穏やかになります。

ミューズリーにはミルクと果物を、ライブレッドはトーストしてバターを塗って食べたり、
軽くドレッシングを絡めたサラダをのせて食べたり。

食材を組み合わせることでより一層美味しく、
なおかつ血糖値の急上昇も抑えられて一石二鳥になりますね。

 

また、最近では低GI米や金芽(きんめ)米、こんにゃく米など、
さまざまな種類の低糖質ご飯もあるみたいですよ。

 

砂糖漬けの毎日を無理なく変えてみましょう

甘いものを食べることが習慣となってしまっている私のような人でも、
甘いものの種類をただ変えてみるだけで、頑張らなくても簡単に健康管理ができます。

第1ステップで食べるものを選択して、第2ステップで何と一緒に食べるかを考える。

まずはこの2ステップから始めれば、ストレス無く、美味しく小腹を満たせます。

また食べちゃった...と罪悪感を募らせるのではなく、
気軽にヘルシーライフへの第一歩を踏み出してみませんか。

 
 

スタッフ ウッドゲット

 
 

BACK NUMBER
サンテラボのコラム