第91回
髪は皮膚の一部

皆様、こんにちは。Dr.Tei Kenです。

成人男性の3人に1人が気にしていると言われる頭髪の悩み、女性も特に更年期前後から髪を気にする方が増えています。髪に関して病院での診療を希望する場合は、何科に行けば良いのでしょうか。答えは皮膚科です。

健康な髪が作られるには

髪の診療領域が皮膚科になることは、髪が皮膚の一部である事実に基づいています。髪も爪も、皮膚の付属器官で本質的には皮膚の一部です。単に皮膚の上に生えているのではなく、皮膚が形を変えて分化したものなのです。

健康な髪が作られるには、毛乳頭があり、同時に健康な血が豊富であることが大事です。毛乳頭には毛母細胞を養う血管が分布しており、髪の発育に関わっています。健康な血は十分なアミノ酸やビタミン、ミネラルを運び、髪の主成分であるケラチンという硬いタンパク質を作り、ケラチンがどんどん作られると毛母細胞が大きく成長し、分裂を繰り返して押し出すように髪を作って送り出しています。

しかし、髪は1ヶ月に1cm程度しか伸びないので、変化が分かりにくいです。例えば、「AGA(男性型脱毛症)」の治療薬がいくつか開発されていますが、効き目は人によって様々で、いずれも即効性は期待できず、飲み始めてから6ヶ月はかかるとされています。さらに、1年を過ぎれば毛髪数は頭打ちになり、飲まないと元に戻ってしまいます。つまり、医薬品でさえも継続しないとダメなのです。

髪の健康に漢方が有効

前述の西洋医学の観点から見ても、毛乳頭と健康な血があれば、薄毛や白髪など、髪の悩みは少ないでしょう。弊社と薬科大学の共同研究で、漢方素材のアキョウは毛乳頭の細胞を増やすことが示唆されています。また、アキョウは血を健康にするNo.1の生薬素材として、大昔から「聖薬」と認められています。もう一点、アキョウに育毛効果があることも研究で分かっています。このように、アキョウは髪に良い作用をもたらします。髪は皮膚の一部のため、皮膚に変化が見られれば髪への効果も期待できます。肌や爪がきれいになったと感じたら、髪の変化が期待できるサインです。キレイな髪を保ちたいなら、長い目でケアしていきましょう。

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