第51回
アキョウの薬効成分のカギは?〈2〉

皆様、こんにちは。Dr.Tei Kenです。

前回、アキョウの主要薬効成分がコラーゲンではないことを説明しました。アキョウは、様々な成分の複合体です。研究において、20種類のアミノ酸、27種類のミネラル、17種類の脂肪酸、そしてコンドロイチン、ヒアルロン酸を含むことが明らかになっています。そして、まだ完全に解明されていない約30%のタンパク質の中に薬効成分のカギがあることが分かってきました。

アミノ酸をバランス良く含む卵とアキョウを比較すると、アキョウの中のほとんどのアミノ酸が卵より多い数値となります。例えば、保湿効果が高いアミノ酸のグリシンは卵の57倍多く含まれており、アキョウの保湿効果に大いに関係していると考えられます。

一方、脂肪酸において、話題のオメガ3脂肪酸のα-リノレン酸(エゴマ油の主要成分)は、動脈硬化を防ぎ、コレステロール値、中性脂肪値を下げ、心臓病や認知症などの予防に効果があり、アキョウにも含まれています。他にも、肌の老化を防ぐパルミトレイン酸、シワを抑えるパルミチン酸なども含有しています。それら多くの有効成分の絶妙な組み合わせがアキョウの効能を作り出していると考えられます。

最近ではアキョウを分解して作られたアキョウペプチドを使用した商品が流通しています。この場合、アキョウの中のコラーゲンがペプチドになっていますが、それだけではなく、主要薬効成分のタンパク質を含め、他の成分が全て壊されて、アキョウの薬効も失ってしまいます。アキョウペプチドはアキョウではなく、ただのコラーゲンに過ぎません。

当店と薬科大学の共同研究においても、肌および髪に対する研究を行いましたが、アキョウペプチド計8種類には、いずれも効果がないことが証明されています。効果が見込めない商品を手にしないためにも、きちんとした信頼ある商品を選択することが大切です。

ペプチド化や低分子化など日々新しい技術が生まれていますが、それにより素材の本質が変わる場合もあります。当店では今後もしっかりした研究に基づいて確かな商品を作っていこうと思います。

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