皆様、こんにちは。Dr.Tei Kenです。
初詣で無病息災をお祈りする方も多いかと思います。そこで、1年を健康に過ごすための漢方の知恵をご紹介いたします。
一般的に、冷え・肥満・風邪・便秘は万病の元と言われますが、枝葉にすぎません。漢方から見ると、万病の元は「陰陽」にあり、具体的な原因は「気血」にあります。
中国医学の聖書『黄帝内経(こうていだいけい)』には、“病の元は陰陽にある”と記載されています。人の体に当てはめると、陰は血、陽は気です。気血のバランスが崩れると、病気になります。中国明の時代の詩に気血の重要性を詠んだものがあります。
万病皆由気血生、将相不和非敵攻。
一皿阿膠常左右、扶元固本享太平。
これを訳すと次のようになります。万病は全て気血から生じ、武将(気)と宰相(血)が争うと、敵に攻撃されなくても国が滅びる。一皿のアキョウを常に飲めば、体の根本が固められ健康に恵まれる。
漢方では、外部要因や内部要因、その他の要因を合わせて計18種類の原因が、病気の引き金になるとされ、長い歴史を経て様々な病気の原因を検討した結果、根源は気と血にあると結論づけられました。気・血がバランス良く充実していれば、めぐりも良く冷えがなくなり、代謝も正常で肥満にもなりません。
血を補い、気を益すアキョウは、無病息災のお守り代わりになります。
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