第64回
目のトラブルはどこから来る?

皆様、こんにちは。Dr.Tei Kenです。

中国伝統医学において春は、目に関連があると考えます。このため、目の弱りも春に起こりやすいのです。

漢方では「目には五臓六腑の精気が集まり、その力によって物をよく見ることができる」という理論があります。また、「目は肝に蓄えられている血の栄養によって働く(目は血を受けて能(よ)く視る)」とされ、目と肝には深い関わりがあります。目にトラブルが現れる時は、肝にもトラブルが起きています。

目の充血は、ストレスなどにより、肝の血の調節機能が乱れている状態です。肝はストレスの受け皿となるのですが、ストレス過剰になると、肝が緊張して目の毛細血管が拡張し充血してしまうのです。肝の働きを正常にし、肝の気(エネルギー)をスムーズに流れるようにすることで症状が落ち着きます。

目がショボショボして疲れやすかったり、目がかすむ場合は、目に供給する血が不足して、目に十分な血液が行き届いていない状態です。睡眠不足だと、肝が血液を養う作業を十分に行えずに血が不足して、疲れ目を引き起こします。この場合は、肝を養って機能を高め、血を補うことと十分な睡眠をとることが大切です。

アキョウは“肝気を養う”働きがあり、肝の機能を高めてバランスを整えます。さらに、血を増やし滋養する名薬でもあるアキョウは、目にも十分な血と栄養を行き渡らせてくれます。このため、目の充血や疲れ目、かすみ目のサポートにも効果を発揮します。また、アキョウは体の内外を潤す潤燥(じゅんそう)作用にも優れているので、ドライアイ予防にも最適です。

目は顔のなかでも一番エネルギーを使うとされています。特に現代人は携帯電話やパソコンをにらめっこするので、どうしても酷使しがちになります。目の疲れが蓄積されると、視力低下や神経症といった重い症状になりかねないので、養生していたわっていきましょう。

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