布団は部屋干しもできる
毎日使うものだから、寝具はなるべく清潔に保ちたいものです。丸洗いできる布団なら天気のいい日に洗い、外に干せます。
しかし、布団を洗う時間がある日に限って天気が良くなかったりすることはありませんか?そんなときは、布団を部屋干ししてみましょう。
部屋干しですと外干しよりは乾きにくいので、丸洗いはせずに湿気を飛ばすだけでも大丈夫です。それでも何もしないよりはずいぶん違います。
部屋干しのときに丸洗いをしないのは、外干しより水分を飛ばしにくいからです。よく乾いていない布団はカビの原因になりますし、何より気持ちよくありません。
晴れているときや汚れたときは洗う、そうでないときは部屋干しをする、と使い分けるといいかもしれません。
部屋干しをするときは、大きなサイズの布団でなければ、普通の洗濯物の室内用物干しスタンドで大丈夫なことがほとんどです。
敷き布団を物干しスタンドで干すときは耐荷重を確認しておきましょう。
床に敷いたままでは掛け布団も敷き布団も干せません。床から離せるようにスタンドを使ってください。
掛け布団ですとシングル、セミダブルサイズくらいなら横幅がだいたい170cmくらいまでなので、ものにもよりますが、小さめの物干しスタンドで干せるかと思います。
干すときは窓を開けて換気をしながら、布団は叩かずに布団クリーナーなどを使うと更にいいでしょう。またサーキュレーターで風を当てるのも有効な手段です。
部屋の湿度が高ければエアコンの除湿モードを使用してみてください。厚みにもよりますが、3時間から5時間程度干せば問題ないでしょう。
また、洗濯タグに陰干しの指定がなければ窓からの日差しが当たる場所に干すのも有効です。
陰干しの指定は洗濯表示にこのように四角に斜線が入っているものです。
干し方はそのまま広げておけば問題ありませんが、2枚を重ねて干すことはせず、1枚ずつにしてください。重なった部分は空気に当たらないので上手く干すことができません。
素材により注意が必要ですが、衣類用除菌消臭スプレーを使うのも効果的です。除菌消臭スプレーは生乾き状態になると逆に臭いの原因になる場合がありますので、使用する場合は風を当てるなどしてよく乾かしましょう。
布団は吸放湿性が高い素材を使っているものが多いので、掛け布団をめくっておくだけでも少なからず効果はあります。しかし、当たり前ですが、床から離して風を当てたほうが効果は高いと言えます。
花粉症などがある方は、時期によって布団だけでなく普通の洗濯物も干せない場合もあるかと思います。洗濯物だけでなく、布団も部屋干しは有効な手段です。
部屋の湿度に気をつけつつ、布団の手入れをして、快適な睡眠環境を整えましょう。
快適な睡眠環境には清潔さが欠かせません。直接肌に触れるシーツは布団を干すときだけでなく、こまめに洗って清潔な環境を整えましょう。
>>プラチナコットンカバー
関連記事
- アウトラストの冷感敷きパッドがひんやりする理由
- 毛羽落ちを防ぐガーゼケットのやさしいお手入れ
- マットレスの上に敷布団を敷くデメリットと対策
- アウトドアで使えるキャンプマットレスの選び方
- シーズン後の毛布のお手入れ
- 季節の変わり目にも使いやすい肌掛け布団
- 枕の高さや機能性
- 布団の湿気には布団用除湿シート
- 春の布団は何をかける?
- 暑い夏はタオルケットをガーゼケットに変えてみる?
- 枕は低めと高めどっちが熟睡できるか
- キャンプで活躍!電気毛布の使い方
- 布団の寿命ってどのくらい?
- ワイドキングサイズの敷きパッドやシーツは意外と少ない
- 夏寝具の通気性
- 叩くのはNG!布団叩きの使い方
- 敷き布団は理想の寝姿勢を考慮して選びましょう
- マットレス保護の新提案 ボックスパッド