COLUMN#55
夏風呂のススメ

 
 

夏に近づくにつれて「入浴」をすることがめっきり減ってしまいました。
浴室のむしむしと暑いあの空気が苦手です。

寒い季節は温かいお湯に浸かる時間が至福でしたが、
気温が高くなってからは、シャワーだけで素早く済ませてまさにカラスの行水状態。

夏はお風呂と疎遠になりがちな季節かもしれませんね…。

でも、シャワーだけだとやっぱりなんだか疲労感が取れなかったり
手足が冷えたりと気になるコトもちらほら。

 

そこで夏の入浴について調べてみたところ、
夏こそお風呂に浸かるべきだということが分かりました。

今の季節、暑いからといってついついシャワーで済ませがちの方も多いと思いますが、
夏のお風呂には、実はさまざまな効果があるようです。

 

今回のコラムでは、夏入浴の大切さと、夏のお風呂を楽しめるアイテムをご紹介します。

 

夏入浴のメリット

夏の入浴をおすすめする大きな理由は
入浴が夏特有の疲れ「夏バテ」を癒してくれることです。

夏バテの原因のひとつに「気温差による自律神経の乱れ」が挙げられます。

夏のオフィスや乗り物の中は冷房でキンキンに冷えていて寒いほどなのに、
外に出れば溶けるような暑さ。
気温差の大きい屋内と屋外を何度も行き来することで、自律神経の機能が乱れ、
体が疲れて夏バテのさまざまな症状を引き起こすといわれています。

この気温差による体の疲れをいやしてくれるものこそが、「入浴」なんです。

 

入浴には「温熱」「水圧」「浮力」の3つの作用があり、自律神経のバランスを整えてくれます

温熱作用
お湯の熱が体に伝わり体温が上がると、皮膚の毛細血管が広がって血行がよくなります。
それにより、新陳代謝が高まって体内の老廃物や疲労物質が取り除かれます。

水圧作用
水圧は体の表面だけでなく、皮下の血管にも加わります。
そのため、手足にたまった血液が押し戻されて心臓の動きが活発になり、血液やリンパの流れを促進します。

浮力作用
水やお湯の中では、身体を支えるため緊張していた筋肉もほぐれ、身体が軽くなるので、だるさを感じなくなり心身共にリラックスできます。

 

また、夏は1年のなかでも最も汗をかく季節。

大粒でベタベタとした「悪い汗」をかく人は
半身浴や高温手足入浴をすることで、汗腺の機能が高まり、
小粒でさらっとした「いい汗」をかけるようになるそうです。

ほかにも、肌の皮脂汚れをやさしく落としてくれたり、
イライラやストレスをやわらげてくれるなどのメリットも。

入浴はただ体を休めるだけでなく
見えないところでちゃんと体や心に働きかけてくれていたんですね!

 

入浴の前に知っておきたいこと

夏の入浴で特に気を付けたいのが水分補給

一般的に40℃のお湯に10分間浸かると、200~400ccもの汗が出るといわれています。
それに加え、夏の浴室内は温度や湿度が上昇しやすく、熱中症のリスクも高まるのだとか。

そのため、入浴前に1杯のお水を飲むことで発汗を促し、
入浴後にさらにもう1杯のお水を飲むことで体内の水分量を減らさないように心がけましょう

 

また、夏は37~40℃のぬるめのお湯に10~15分程度の入浴がおすすめ。
(顔や額が汗ばむくらいを目安に)

ぬるめのお湯が副交感神経に働きかけ、心とカラダをリラックスさせてくれます。
眠りにつく1~2時間前に入浴すれば、寝苦しい夜も眠りにつきやすくなりますよ。

 

お湯の温度や入浴時間は目的や体調によって異なりますが、
リラックスしたいからと長時間湯船に浸かると
汗をかきすぎて脱水症状を起こしたり、逆に疲労が増したりしてしまうので
無理のない入浴をすることが一番大切です

夏のお風呂を楽しむ工夫を

いくら健康にいいから、美容にいいからといっても
やはり夏のお風呂場という熱気のこもった場所にずっといるのはしんどいもの。

もう十分暑いというのにわざわざお湯に浸かるのもなんだか億劫…
出来るだけ早く上がって、クーラーの効いた部屋で涼みたい…
そう思う方もいらっしゃるかと思います。わたしもその一人です。(笑)

すごく単純ですが、そんな時は入浴剤や夏ならではのアイテムの力を借りてみましょう。

 

■ 入浴を楽しむアイテム

いろんな香りや見た目を楽しめる入浴剤。
入浴剤が入っているお風呂ってちょっとワクワクしませんか?

ただのお湯に浸かるよりは、
「今日は何にしようかな~」と選んだものを入れた方が
お風呂に浸かりたい気持ちも自然と出てくるのではないでしょうか。

 

Nei(ネイ) クレイソルトボディスクラブ&入浴剤

ボディスクラブと入浴剤として使える2wayクレイソルト。
ミネラル豊富な国産とやまクレイが毛穴の汚れや重金属を吸着し、お肌を整えてくれます。
入浴剤として湯船にそのまま入れるだけでなく、
スクラブとして体に転がしたあと湯船で体のクレイを洗い流す「クレイ入浴」も楽しめます。

 

Dresdner Essenz(ドレスナーエッセンス) 世界を旅する入浴剤

世界の癒しの場所をイメージさせるかのような香りで
まるで旅をしているかのような気分になれる入浴剤。
なかなか旅行や遠出が出来ない今だからこそ、
自宅のバスルームでリラックスしながら、気分だけでも旅を楽しんでみませんか?

 

 

■ 涼やかアイテム

暑い浴室の中で欲しくなるのは、涼しさとスッキリとした爽快感。

普段使っているバスアイテムを夏仕様にチェンジすることで、
暑いバスタイムにちょっとした涼やかさをもたらしてくれます。

 

植物生まれのオレンジ涼やか地肌シャンプー

フレッシュなオレンジ*1に摘みたての薄荷(ハッカ)*2をブレンドしたシャンプー。
オレンジオイルがイヤなニオイを発する頭皮も爽やかに仕上げ、
きめ細かい泡立ちで皮脂や汚れをしっかり洗い上げます。
暑さでムワっとした地肌もすーっとひんやり。
*1 オレンジ油:保湿成分  *2 ハッカ油:整肌成分

 

北見ハッカ ハッカ油

爽やかで心地よい香りが夏のバスタイムに涼やかな風を運んでくれます。
湯船に2、3滴ほど垂らせばひんやりとしたミントバスに。
泡立てたシャンプーに数滴垂らして髪を洗えば、頭全体にひんやり感が広がります。
湯上りも気持ちのいい爽快感が続くのでおすすめです。

お風呂に浸かりながら時短美容

お風呂に浸かっている時間って何をしていますか?
ぼーっと何もせずにリラックスしたり、音楽を聴いたり、動画を見たり。
さまざまだと思いますが、せっかくなら「お風呂」という環境を利用して
“ながら美容”をしてみませんか?

 

■ クレイパックでしっとりツルツル肌に

入浴中の浴室内は温度も湿度も高い状態。
湯船に張ったお湯の蒸気で肌が程よくやわらいで、
毛穴や角質の汚れも柔らかく落としやすくなります。

また、パックなどの美容成分を吸収する浸透*力もアップしやすくなり、
肌のケアにはもってこいのシチュエーションです。
*角質層まで

 

ARGITAL(アルジタル) グリーンクレイペースト

海洋由来の天然ミネラルたっぷりのグリーンクレイに
オーガニック植物エキスを加えた美容にうれしいクレイペースト。

メイクを落とし、軽くタオルドライした顔に塗るだけで簡単クレイパックの完成です!
吸着力に優れたクレイの心地よいツブツブ感で、
毛穴に溜まった汚れや古い角質をスッキリ取り除いてツルツル肌に仕上がります。

 

 

■ 自宅でヘアサロンのようなスペシャルケア

肌のケア同様、入浴中は髪の毛のケアもおすすめ!

ヘアマスクやトリートメントを髪につけて
蒸しタオルで髪を包んでシャワーキャップをかぶって入浴すれば、
浴槽のスチーム効果でトリートメント効果が格段にアップ。
夏の強い紫外線でダメージを受けた髪の毛もさらさらに。

 

BEIGIC(ベージック) DR トリートメントヘアマスク

グリーンコーヒービーンオイル*をはじめとする天然由来成分が入ったヘアマスク。
軽いテクスチャーやノンシリコンであることからは想像できない、
ツルツルさらさらの仕上がりは、まるで美容院帰り。
髪のダメージ補修はもちろん、髪にうるおいを与えかがやき、つや、はりのある髪へ導きます。
*アラビアコーヒーノキ種子油:整肌成分

お風呂上りの涼みかた

お風呂に入ってすっきりしても、脱衣所で汗だらだら
というのは暑い季節の お風呂あるある かもしれません。

冷房の効いた部屋にダッシュしたい気持ち、とても分かります。

しかし、せっかくあたたまった体を冷房で急速に冷ますのはNG。
入浴したことで高めた汗腺の機能を低下させてしまいます。

では、冷房ではない涼む方法、汗を抑える方法とは…

ここでまた活用したいのが、夏のひんやりアイテム。
体を“冷やさず”に涼しさを感じることができますよ♪


まとめ

夏入浴のメリットを知り、「ちゃんと湯船に浸かろう!」と思ったものの
シャワーで済ます楽さが身についてしまっているわたしは
やはり週に数日はカラスの行水。(笑)

ですが、0だった入浴の回数が増えたことで
体や気持ちに変化があったのも実感しています。

毎日はお風呂に浸かれなくても、週末や疲れているとき、
心がモヤモヤしているときに浸かるというだけでも良いと思います。

これからさらに暑くなりますが、夏に負けないように体と心を休めてあげてくださいね。

 

スタッフ いなだ

 
 

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