COLUMN#53
ノーメイク=肌に良い?

 
 

去年から続くこの状況下で、日常的にマスクを着用することが新しいマナーとなりました。
そんなマスク生活の中で、新たな悩みが出てきています。

「マスク着用時、メイクをするべきか?ノーメイクでいるべきか?」
皆さんも一度は悩んだことがあるのではないでしょうか。

マスクを着用し始めるようになった頃、私はメイク(ファンデ)をする派でした。
しかし、マスク+メイクで肌に2倍の負担が掛かっているような気がしたため
半年前にノーメイクにシフトチェンジしました。

「メイクをしないことが肌に良い」と根拠のない理由をつけて
メイクをする機会をなるべく避けてきましたが、

“ すっぴんの上からマスクを着けることが正しいの? ”

“ そもそもファンデーションって肌に悪いの? ”

と、結局どちらが肌に良いのか分からなくなってしまったのです…

 

そんな疑問を解決するため、
私は「メイク週間」「ノーメイク週間」を設け、自分の肌で検証してみました!

どちらが肌をキレイに保てるか、肌の状態を比較しながら
メイクとノーメイクの「メリット」「デメリット」についても見直してみました。

 

*本記事は個人による検証・感想を紹介しているものです

 

スタッフにマスクメイク事情を聞いてみました!

まず、検証を行う前に20~40代のサンテラボで働く女性スタッフに
マスク着用時のメイクについて調査をしてみました。

 

Q1. マスク着用時はメイク派?ノーメイク(ノーファンデ)派?

● メイク派 47%

● ノーメイク派 53%

「ノーメイク派」と回答した女性はなんと、半数の53%!
マスク着用が習慣になるまでは、ノーメイクのスタッフはほとんど居なかったのですが
やはりマスク着用により美容意識に変化があった人が多いようです。

 

さらに、理由としてこのような回答。

・ファンデのマスク移りが気になり不快

・マスク+ファンデで肌荒れが起きた

・なんとなくマスク着用時はノーメイクでいた方が肌に良さそう

・肌負担を最小限にするため

・メイクした状態でマスクの摩擦があると肌にあまり良くない気がする

マスク+メイクによる不快感や肌トラブルがあり
「ノーメイク派」になったというスタッフが多いようですね。

 

 

Q2. メイクとノーメイク、どちらが肌をキレイに保てると思う?

● メイク派 59%

● ノーメイク派 41%

こちらでは「ノーメイク」と回答した人が約4割占め、
理由としてはこのような回答が多くありました。

・メイクをしない分肌負担が少なそう

・毛穴のつまりが少なそう

・メイクは、クレンジングによる肌負担が大きそう

 

一方、「メイク」と回答した人の理由では

・ファンデーションが外的ダメージから守ってくれそう

・ノーメイクだと、どんどん肌が乾燥しそう

・物理的に肌に膜を作るイメージで肌をキレイに保てそう

という意見がありました。

サンテラボ女性スタッフへの調査では、
マスク着用によりノーメイク派が増えているにも関わらず
“ メイクをしていた方が肌に良い ” とイメージする回答が多い結果となりました!

「メイク週間」「ノーメイク週間」 肌の調子が良かったのは…?

 
 

ノーメイク派なのに、実際はメイクした方が肌に良いと思っているスタッフが多い
という矛盾を深堀りしてみたいと思った私。

実際に肌状態の違いを検証するために
約5日間ずつ、「メイク+マスク」「ノーメイク+マスク」で過ごしてみました!

 

■ メイク週間

やはり、ファンデーションを塗ることによりマスク裏への付着や
マスクの当たる鼻先のファンデーションがヨレたり、
蒸気によるドロっとした化粧崩れといったプチストレスを感じました。

しかし吹き出物ができたり、日中肌がすごく乾燥する!と感じることはなく
化粧をし続けることにより肌の調子に波がなくなったのか、毎日の化粧ノリも良かったです。

 

■ ノーメイク週間

膜をつくるファンデーションがない分、肌が軽く負担がないように感じました。
しかし夕方になると、マスクがダイレクトに鼻に擦れて痛くなったり
頬の高い位置が乾燥してピリピリ感じました。また、3日目くらいに顎にニキビができました…。

 

比較した結果をまとめると、

【 メイク週間 】
化粧崩れはあるものの、肌本来の状態は良いまま

【 ノーメイク週間 】
朝は肌負担がなく感じたが、時間が経つにつれマスクとの摩擦や蒸気による乾燥で肌が弱り炎症を起こした

 

個人的には「メイク」をしている方が肌をキレイに保てると思いました。

ノーメイクなのに、肌荒れしたのはなぜ?

ノーメイクのメリットとして「メイクによる肌負担を軽減してくれる」という点があります。

化粧をしないことにより
ファンデーションやベースメイクを塗る際に肌を擦ってしまうことや
メイク後の刺激の強いクレンジングによる負担を抑えることができます。

しかし、メイクによる肌負担を抑えることはできますが
ファンデ―ションなどの物理的な膜がなく、肌が保護されていないため

・マスクとの摩擦

・マスク内の蒸気

・空気中のほこりやPM2.5

・室内のエアコンによる乾燥

・日差し(日焼け)

このような外的ダメージをダイレクトに受けてしまい、肌荒れに繋がってしまうようです。
「ノーメイク+マスク」だと肌トラブルが起こるリスクが高いんですね…

 

それでも、ノーメイクで過ごしたい!という方もいるのではないでしょうか。
そんな方は、日中のスキンケアを意識してみるのもいいかもしれません♪

・マスク内の蒸気によって起きたテカリは、こまめにティッシュオフ

・肌に付着したほこりや汚れは、拭き取り化粧水でケア

・空調により肌が乾燥しているときは、オイルミストで水分補給

・肌に優しいオーガニックコットンのインナーシートを活用する

肌の調子が悪いな…と感じた時は、持ち運べるスキンケアアイテムで
清潔な肌を保つためにこまめなケアをしてくださいね!

知っておきたいプチ知識♪
ノーメイクでもクレンジングを!

「クレンジング=メイク落とし だからすっぴんでいる日は不要」と思いがちですが、
実はノーメイクの日もクレンジングは必要なんです!

クレンジングには

・皮脂などの油分汚れをオフ

・毛穴づまりをオフ

・角質によるくすみをオフ

・にきびを防ぐ

・化粧ノリをよくする

といった働きがあり、ノーメイク時の肌の乾燥や汚れなどもケアしてくれます。
(タイプにより効果はさまざまです)

クレンジング=肌に良くない というイメージを持ちがちですが、
肌を擦りながらケアするなど、使用方法を間違えてしまい
肌が荒れてしまうことがほとんどのようです。

ノーメイクの日でも、正しいクレンジング方法でキレイな肌を目指しましょう♪
肌質や悩みによって、オイルやミルク、ジェルなどタイプを使い分けるとなお良いですよ。


ファンデーション=むしろ肌に良い?

最近のファンデーションには
有用成分が皮脂を吸着してくれたり、スキンケア同様の保湿成分が含まれていたりと
肌にやさしく使えるアイテムが多くなってきています♪

また、肌とマスクの間に物理的に膜をつくるので
肌を保護してくれる役割があります。

マスク着用により、起こるようになった「マスク荒れ」の原因でもある「乾燥」「蒸気」「摩擦」。
ファンデーションという「ヴェール」を肌に纏うことにより、
保湿効果があるため乾燥を防いでくれたり、マスクとの摩擦を減らしてくれたり
マスク荒れ防止の働きもしてくれるようです!

乾燥肌の方は、油分の含まれているクリームやリキッドタイプの
ファンデーションを使用することで肌の水分量を保つことができますよ。

逆に脂性肌の方は、部分用ファンデや色付きフェイスパウダーを使用することで
肌の油分バランスを整えることができます。

 

だからと言って出かける前に化粧をして、今日一日これでOK!とならず、
マスクと擦れると化粧が崩れることがあるので
こまめな化粧直しやマスクの取り替えをした方が良さそうですね!

まとめ

 
 

検証を終えて、必ずしもノーメイクでいることが肌に良いとは限らず、
むしろ「メイクしてマスク」が個人的には一番おすすめの状態だと思いました。

「ファンデーション=肌に良くない」という勝手なイメージをずっと持っていた私。
考えてみれば、そもそもファンデーションが肌に悪いわけではなく、
肌に擦るように塗ってしまったり、その後のクレンジングを疎かにしてしまったり…

正しくケアできていなかったから、乾燥や肌荒れに繋がっていたんだなと改めて学びました。

 

しかし、どうしても
“ メイクの上にマスクをしたくない ” “ 化粧を落とさず寝てしまうことが多々ある ”
という方は、必ずしもメイクをしなければならないというわけではありません!

部分的にメイクをしたり、スキンケアを意識したり…
いろんな解決法を探ることが大切ですね♪

 

これからもまだまだマスク生活は続きますが
「メイク派」も「ノーメイク派」の方も、これを機に
マスク下に隠れる肌とうまく付き合っていきましょう!

 

スタッフ じかん

 
 

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