第57回
皮膚と肺の意外な関係

皆様、こんにちは。Dr.Tei Kenです。

日本全国で記録的な猛暑となった2015年、暑さで夏の疲れが溜まっている方も多いのではないでしょうか。

夏の強い日差しには紫外線が多く含まれているので、知らず知らずのうちに、髪や肌にダメージが蓄積されています。紫外線には、皮膚の奥まで届くA波(UVA)と皮膚を赤くするB波(UVB)があります。UVAは、皮膚の奥まで届き、バリア機能を低下させて、ハリや弾力を保つエラスチンやコラーゲン、ヒアルロン酸などを作り出す細胞に損傷をあたえます。そのため、弾力が弱まりシワの原因となります。UVBは、エネルギーが強く、表皮に影響を与えて、炎症を起こします。肌荒れや皮膚が黒くなったり、シミやソバカスの原因となります。

これらの紫外線を繰り返し浴びると、皮膚の水分が失われ乾燥が進行します。乾燥によってターンオーバーの働きが鈍ってしまい、古い角質が溜まって厚くなり、ゴワゴワしてくすんだ状態になります。

このようなダメージを回復するために強化したい器官は“肺”です。漢方医学において肺は、呼吸だけでなく、体の水分代謝を司り、体の水分を全身に行き渡らせ、皮膚を潤し、毛を潤すという働きを担っています。肺の機能を高めることによって、ターンオーバーが正常化し、髪のパサツキや切れ毛を防いだり、皮膚を乾燥から守り、シミやソバカスになりにくい状態を作り出します。

アキョウは、肺の経絡に入り、肺の機能を高めます。また、体を内外から潤す【潤燥】作用に優れているため、髪や肌の乾燥によるダメージを回復させる働きがあります。さらに、薬科大学との研究により、アキョウは表皮細胞の細胞増殖を促進することから、ダメージを受けた皮膚を治そうとする傾向が確認されています。

手遅れだと思わず、内側からも巻き返しを図りましょう。

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