第45回
秋は冬に備えて肺を養う季節

皆様、こんにちは。Dr.Tei Kenです。

季節の変わり目や寒暖差が激しくなると、体調を崩しやすくなりますね。秋は特に喘息が悪化する時期です。喘息ではない方も、空気が乾燥してくるため、肺のトラブルに注意が必要です。

喘息の原因は、アレルギー、不規則な生活など様々ですが、季節的要因もあります。漢方理論において、人の身体に悪影響をもたらす6つの“邪”のうち、秋は特に“燥邪”の影響を受けやすくなります。口や皮膚、鼻から肺に燥邪が侵入することにより、肺が乾燥し傷つきやすくなります。肺がダメージを受けると、肺の気が弱まり、皮膚や粘膜のバリア機能である“衛気”も弱くなります。このような場合、免疫力が低下しているので、喘息が悪化してしまいます。また、喉がイガイガして咳が出るといった症状のかぜも、同様に肺のダメージが関係しています。

アキョウは、肺の気を益し、肺の機能を高めます。肺の気は、身体の隅々までバリア(衛気)を張り巡らせる源になります。これが充実することにより、免疫力が高まります。

また、西洋医学において、アキョウは免疫に関わる細胞のバランスを整え、アレルギー症状を抑える働きが確認されています。つまり、アレルギー性の喘息にも良いと考えられます。

なお、漢方書の『本草綱目』によると、アキョウは“燥を潤す、痰を化し肺を清める”(内外の乾燥を潤し、痰を排出しやすくしたり、無くしたりして肺をきれいにする)という記述があります。

肺は乾燥を嫌い、潤いを好む性質を持っています。アキョウは身体の内外を潤す作用に優れており、肺を乾燥から守り、コンディションを向上させます。また、アキョウ含有の漢方処方を用いた小児喘息の治療研究(上グラフ)において、喘息症状の改善が86.7%であったことからも、アキョウが喘息に良いという事がわかります。

これからますます空気が乾燥していくので、アキョウが手放せなくなりそうです。

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