皆様、こんにちは。Dr.Tei Kenです。
暑い日が続き、疲れやだるさが出やすくなりますね。疲れ・だるさ予防に最適な漢方薬にも、アキョウが配合されています。
漢方医学の古医方に基づいた配合で作られた「ナンパオ」は、日本国内で販売されてから23年が経っています。31種類の生薬がバランス良く配合され、特に中高年の腰痛、肩こりや疲れ・だるさの抜けない人向けの医薬品です。
中高年の腰痛や肩こりの原因は、骨・筋肉・血液のバランスの乱れとされています。漢方の考えにおいて、骨と筋肉を司るのが“腎”という器官です。さらに“腎”は若さやホルモン調節と関係の深い器官であり、この働きが弱まること、すなわち老化が進行することにより、「腎虚」となり、ホルモンバランスが乱れて血流が悪くなり、足腰が衰え、疲れやだるさ、腰痛や肩こりが出やすく なります。
これらを予防するには、腎の機能を高めることが大切です。ナンパオには、“腎”を補う生薬が多数配合されており、アキョウもその中のひとつです。アキョウは、「陰・陽」といった体のバランスを整え、“気”と“血”を補います。この働きにより、アキョウは疲れやだるさに効果を発揮します。
さらに、中薬大辞典によると、アキョウは“足がだるく長く立っていられない状態を健康にする。腰痛を治し、力を強め筋を伸ばす。”と記載されています。これより、アキョウに滋養強壮作用があることが分かります。その効果は、滋養強壮の医薬品にも使われる確かなものです。
滋養強壮効果アップにオススメの食材、漢方素材は、なつめ、クコの実、長いも、冬虫夏草、西洋人参です。アキョウと一緒に摂ると、相乗効果により夏バテ予防にも最適です。スーパーなどで手軽に購入できるものもありますので、よろしければお試しください。アキョウで疲れやだるさを吹き飛ばして、夏を満喫しましょう。
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