トウガラシと健康

トウガラシの辛味成分は、カプサイシン類と呼ばれています。カプサイシンにはいろいろな働きがあり、注目度の高い健康素材でもあります。一方で、強い辛味は刺激も強く、多く摂りすぎるとマイナスの効果も。適量が肝心です。

  • カプサイシンについて

    カプサイシン・ジヒドロカプサイシン・ノルジヒドロカプサイシン・ホモカプサイシン・ホモジヒドロカプサイシンをカプサイシン類と呼びます。カプサイシン類には、新陳代謝を上げ、体温上昇や発汗、脂肪燃焼を促す効果や、胃を刺激し胃の働きを活発にする効果、塩が少なくても薄味と感じさせないことを活用することで減塩生活による生活習慣病予防効果などがあるとされています。

    また、カプサイシン類は熱に強く、調理により損なわれない点も大きな特徴です。

  • トウガラシの栄養

    トウガラシにはカプサイシンのほかビタミンC、βカロテン、ビタミンEが多く含まれます。ビタミンCは、風邪の予防や疲労回復、肌荒れなどに効果があると言われ、βカロテンは抗発ガン作用や免疫賦活作用などに効果があると言われています。

    またビタミンEは、βカロテンとともに強い抗酸化作用を持ち、動脈硬化や心筋梗塞などの生活習慣病の予防や、美肌を保つのに大切な栄養素だと言われています。

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