第124回
テレビ番組でわかる補剤・ロクキョウの実力

皆様、こんにちは。Dr.Tei Kenです。

2月27日にNHK総合で放送された、東洋医学ホントのチカラ「今こそ元気に!健康長寿SP」、皆様はご覧になりましたか?

東洋医学における「補剤(ほざい)

番組では「新型コロナに負けない心と体」をテーマに、健康な体に必要な気力や血液、エネルギーなどを“補ってくれる”力を持っている「補剤」が紹介されました。補剤が免疫を左右し、アンチエイジングにも良い、と最新の科学研究事例を交えての解説でした。  日本薬学会ホームページでは、「養命薬(生命を養う目的の薬)は、無毒で長期服用が可能。身体を軽くし、元気を益し、不老長寿の作用がある」と記載があります。この養命薬とは、ほぼ補剤を指しています。始皇帝が不老不死の仙薬を求めたわけですね。実は、当店のほとんどの商品は「補剤」です。

補剤とはどんなものか

補剤も種類があり、作用の対象は基本的に、陰・陽、気・血の四つと、五臓六腑との組み合わせです。例えば、阿膠(あきょう)は肝血(肝+血)、ロクキョウは腎陽(腎+陽)、冬虫夏草は肺陰(肺+陰)を補います。ロクキョウのひとつ「鹿角膠(ろっかくきょう)」は、主に陽、血、気、腎、肝に作用し、副次的には肺、脾、心にも効果があります。東洋医学としては「腎陽」を補う代表的な生薬です。

肺の全身への影響

書物を見ても「中薬大辞典(小学館)」には、血を補う、精を益す。腎気不足(精力の減退)、虚労羸痩(るいそう)(肺病によるやせ細り)、腰痛、、男子陽痿(ED)、滑精(遺精)、婦人の子宮の冷え、崩漏(ぼうろう)(不正性器出血)、帯下(たいげ)(おりもの)を治すとその効能が記され、中国最古の薬物書「神農本草経(しんのうほんぞうきょう)」にも傷中労絶や腰痛羸痩(腰痛によるやせ細り)を治す、中を補い気を益す、婦人の月経閉止や不妊を治す、止痛し胎を安らげると、「本草彙言(ほんぞういげん)」には鹿角膠は元陽を壮んにし、血気を補い、精髄(せいずい)を生じ、筋骨を暖める薬であると記載されています。

このように鹿角膠は不足しているものを補い、肺と関わる免疫機能を上げ、腎と関わるアンチエイジングの力があることが東洋医学では容易に説明できます。皆様も補剤を活用することで美容と健康を育み、日々の予防・ケアに役立てていただけると幸いです。

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