秋の衣替え時期とおすすめ掛け布団
衣替えというと洋服を思い浮かべますが、布団にも衣替えが存在します。
地域にもよりますが、9月は残暑がまだ残っているため、10月頃布団の衣替えをするのが一般的です。
とはいえ9月も急に気温が下がることがありますから、9月から布団の衣替えを検討したいものです。
特に昼間は暖かくても、夜になると気温が下がり、冷え込むこともありますから、ついつい夏に使っていた布団をそのまま使用して寝ると寝冷えして体を壊すこともありますから、体調管理には注意したいものです。
衣替えの時期については気温や室温を元に判断するようにしましょう。
気温は毎年変わりますし、室温はお住まいの住宅によっても変わってくるからです。
夏用寝具のお手入れ方法
衣替え時期になったら、夏に使っている下記のような寝具は、洗濯やクリーニングするなどして押し入れやクローゼットに収納します。
- タオルケットやガーゼケット
- 麻素材の掛け布団
- 冷感寝具(ひんやり系のシーツやカバー、敷きパッド、肌掛け布団など)
なお洗えない寝具は天日干ししたり、天日干し不可の素材の場合は、陰干しして湿気を発散させ、しっかり乾燥させてからしまっておくようにしましょう。
敷き布団やマットレス、枕などは通年使うものがほとんどなので、そのまま使い続けますが、定期的に天日干しや陰干しをして湿気が溜まらないように注意します。
マットレスなどは大型ですし、素材的にも天日干しできないことが多いので、壁に立てかけるなどして、空気の通りをよくして湿気を発散させます。
秋は雨も多く、意外と湿気が多いので、ダニやカビが発生しないように、使用時には除湿シートなどを併用してもよいでしょう。
秋のおすすめ掛け布団
では具体的に、秋に使うのに適した掛け布団は、どのようなものがあるでしょうか。
- 肌掛け布団
- 合い掛け布団
- 綿やシルクの薄手の毛布
- 肌掛け布団と薄手の毛布の組み合わせ
- 綿のシーツやカバー
- あったか掛け布団カバー
肌掛け布団
秋口に使いたい掛け布団はやはり肌掛け布団でしょう。
肌掛け布団は一般的な掛け布団よりも中綿量の少ない掛け布団のことをいい、詰め物重量が0.35?0.5kg程度になります。
見た目にも薄手の掛け布団という感じです。
中綿はポリエステルや綿のほか、テンセルやシルク(真綿)、羽毛など色々ありますが、お好みの素材でよいと思います。
合い掛け布団
秋も深くなり、10月後半から11月に入って気温が下がってきたら、合い掛け布団を使用します。
合い掛け布団は、中綿量が肌掛け布団と本掛け布団の中間に位置します。
肌掛け布団では寒いが本掛け布団は暑い秋の季節に活躍する掛け布団といえます。
なかなか知名度がないので知らない人もいるかもしれませんが、一度使ってみればその絶妙な保温力に感動すると思います。
私自身合い掛け布団の存在を知って、秋の眠りが楽しみになりました。
肌掛け布団と合い掛け布団、そして本掛け布団をそれぞれ購入するとなると経済的にも厳しいという人は、1枚3役の2枚合わせ掛け布団がおすすめです。
肌掛け布団と合い掛け布団がセットになった掛け布団で、それぞれ別々に使うこともできますし、2枚合わせて本掛け布団として使用できて便利ですし、収納時も嵩張りません。
1年中使える二枚合わせ掛け布団についてはこちらもご覧ください。
薄手の天然毛布
綿やシルクなどの薄手の毛布は暑すぎず、ちょうどよい保温力で、秋口などの少し肌寒い日には、1枚で使うことで寝冷えを防ぐことができます。
天然素材なので布団内がじめっとしにくいため、快適に眠りにつくことができます。
合い掛け布団がないという場合は、肌掛け布団に薄手の毛布を組み合わせて使うことで、保温力のかさましができます。
毛布の素材はなんでも構いませんが、肌に触れる位置で使うならやはり綿やシルクなどの天然素材の毛布がおすすめです。
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掛け布団カバー
秋に使う掛け布団カバーなどは、適度な保温力で湿度調整もできる綿素材のものがおすすめです。
秋はまだ湿気が多い季節ですから、布団内のムレを防いで快適な眠りをサポートします。
綿のほかにも、シルクのカバーもおすすめです。
シルクはすべすべとした肌触りでリラックス効果が期待できますし、肌に直接触れるカバーに使うことで、セリシンという成分が美容にも良い影響を与えてくれます。
またカバーの色も秋らしく、温かみのある色合いに変えてみるのもよいでしょう。
ベージュやブラウン、アイボリーなどの色は見た目にも暖かさを感じさせてくれます。
もう少し保温力が欲しいという場合は、あったか掛け布団カバーを使用するのもよいでしょう。
あったか掛け布団カバーは毛布のように起毛してある生地を使用していたり、吸湿発熱機能がある素材を使用しているので、保温力の底上げに使えます。
気密性の高いマンションなどにお住まいであれば、掛け布団にあったか掛け布団カバーで冬も乗り切れるかもしれません。
シーツや敷きパッドも秋仕様に
掛けカバーだけでなく、シーツや敷きパッドなども、夏のひんやり系のものは押し入れやクローゼットにしまって、秋仕様に変更しましょう。
一般的なシーツや敷きパッドで問題ありませんが、秋はまだ湿気が多い季節ですから、やはり吸湿性のある綿素材がおすすめです。
特にシンカーパイルのような、タオル地の敷きパッドであれば、肌当たりもソフトで気持ち良く、汗をよく吸ってくれます。
敷布団やマットレスに湿気が溜まるのを防いでくれます。
経済的に難しくなければ、掛け布団カバー同様、シーツや敷きパッドもシルクにしてみるのもよいでしょう。
シルクはその肌触りが心地よいだけでなく、綿と同じかそれ以上に吸湿性が高いですし、湿気を発散する放湿性にも優れますので、この上ない寝心地の良さがあります。
また寒くなってきたら、冬用のあったか敷きパッドにすることで保温力を調整することもできます。
毛布のように起毛してあるフランネル素材のものや、汗や湿気を吸って発熱する吸湿発熱機能があるものなどがあります。
このように秋の布団の衣替えについて解説させていただきました。
季節の移り変わりを認識することで自律神経も正常に働くようになり、眠りの質も改善するのではないでしょうか。
体調を崩しやすい時期でもありますので、適切なお布団を準備して質の高い睡眠をとって健康を保ち、体調を崩さないようにしましょう。