マイヤー毛布は重くて使えない?
毛布の種類の1つにマイヤー毛布がありますが、どんな毛布でどんな特徴があるのかご存じでしょうか。
マイヤー毛布のマイヤーとは、素材ではなく製法から来た呼び名です。
1960年代にドイツから輸入されたカールマイヤー製のラッセル機で製造されていたため、マイヤー毛布と呼ばれています。
一般的にマイヤー毛布に使われている素材は化学繊維であることが多いですが、ウールなど天然繊維から作られてもマイヤー毛布に分類されることがあります。
ラッセル機は編み機であるため、マイヤー毛布も編んで製造されます。
そのため、どんな素材を使っていても、毛足が長く、肌触りが非常に柔らかくなる、伸縮性があって肌に沿いやすいという特徴があります。
ただ多くの場合、アクリルやポリエステルといった化学繊維が使われるため、吸湿性が低かったり、蒸れたり、保温性が低いという欠点は否めないでしょう。
低価格の化学繊維をいかに高級感や価値を持たせるかに主眼が置かれているため、編み込むことで身体への密着性が上がり、保温力が多少向上する、肌触りが良くなるものの、性能が飛びぬけてよいというものではありません。
またマイヤー毛布はとても重いという欠点があります。
というのも化学繊維であるため、2枚の毛布を重ねて編み込むことで保温力を上げているのですが、大きさにもよりますが、1枚当たりの重さが3kg近くなることがあります。
小さいお子さんやお年寄りの方が持ち運ぶのは大変ですし、寝ている間も重くて寝返りがしにくく、睡眠を妨げてしまいます。
マイヤー毛布の上に掛け布団をかければなおさら重量感がアップしてしまいます。
また長い毛足にすることで保温力を上げているため、起毛がへたってしまうと当然保温力は低下するでしょう。
唯一の利点を上げるとすれば、化学繊維を使っている場合は価格が安いということです。
値段の割に暖かいという点がマイヤー毛布のメリットといっても良いかもしれません。
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