害虫から人形を守る!防虫対策
雛人形を長くお飾りする為に! お人形を守る手段を考える
雛人形を保管する際に、大きなポイントとなるのは防虫対策。 ちゃんとしておかないと、衣裳が虫に食べられて穴あきになったりする事も……。 せっかくの雛人形が台無しになってしまいます。 そうならないように、しっかりと対策をしておきましょう。
防虫対策を施し、お人形を守ろう!
どんな虫が悪さをするのか?
衣裳に被害をもたらす虫は主に「ヒメマルカツオブシムシ」、「ヒメカツオブシムシ」、「衣蛾(イガ)」、「コイガ」など。 これらはどこにでもいる虫で、家の中に侵入し、卵を産みつける場所を探します。 産みつけられた卵は、幼虫になり、衣服などの繊維を食べます。 ゴキブリなども、お顔の化粧部分や、衣裳やお道具などに使われている糊のデンプンを求めて食い荒らしにきたりもします。 また、埃を好む「ダニ」も雛人形に集まってきますし、その他にも影響となる虫は少なくありません。
虫の被害に合わないために
- 1)まずは収納する前に、埃を落としましょう!
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ハタキを使い、くまなく落とすことで埃が好物のダニの発生を防ぎます。 もし何かの卵が産みつけられていたとしても、卵を落としてしまうことができるかもしれません。 ※埃をとったハタキは、人形と一緒に保管しないでください。
- 2)虫は湿気を好みます。
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前述の保管の項目に記載した通り、湿度の高い場所への収納は避けましょう。
- 3)雛人形に合った防虫剤(人形用)を使用しましょう。
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防虫剤の使用は難しいですが、お人形用の防虫剤が市販されています。 雛人形の材質上、防虫剤の選択は専門性の高い項目になりますので、専用の物を使うのはある意味手っ取り早いと言えるでしょう。 また、防虫剤を使用する際には適量を使用しましょう。 大量に使うのはよくありません。
防虫剤使用の注意点
防虫剤は、必ず人形専用のものを使用し、直接お人形や御衣裳に触れない場所に置きます。 注意点としては、人形保存用の防虫剤を使用したとしても、別の種類の防虫剤を混ぜて使用しないことです。 防虫剤には、ナフタリン製剤、パラジクロベンゼン製剤、しょうのう製剤等がありますが、それらを併用した場合、プラスチックと反応して溶かしてしまったり、油性のシミが付着してしまう場合があります。 前回に使用した防虫剤の臭気が残っていると、それに反応してしまうこともあります。 人形を守るために、毎年同じ種類の防虫剤を使ってあげましょう。
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