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【参考文献】
猫のすべてがわかる本―飼いたい人から飼っている人まで
著者:スージーペイジ
発行所:株式会社ベストセラーズ

ナチュラルキャットケアー猫のための「癒し」の医学

著者:ブルース・フォーグル
発行所:ペットライフ社
イラストでみる猫学KS農学専門書
著者:林 良博
発行所:講談社

エドニー先生の猫と楽しく暮らす本-日常のしつけから健康、手入れ、最新グッズまで、あなたのネコをよりよく知るためのマニュアル

著者:アンドリュー・エドニー
発行所:ペットライフ社
ネコの食事百科カラー版ネコ百科シリーズ
監修:宮田勝重
発行所:株式会社誠文堂新光社
痛快!ねこ学
著者:南部美香
発行所:株式会社集英社インターナショナル
猫の医・食・住
編者:猫の手性編集部
発行所:株式会社どうぶつ出版
ペットがガンになってしまったら
筆者:宮野のり子・花田道子
発行所:株式会社メタモル出版
私の猫のお医者さん
監修:小田哲之亮
発行所:株式会社婦人生活社
ペット用語事典
編者:動物出版
発行所:株式会社どうぶつ出版
猫をよろこばせる本―PHP文庫
著者:沼田 朗
発行所:PHP研究所
「猫は三年の恩を三日で忘れる」は本当か?ーキャットおもしろことわざ学PHP文庫
著者:武藤 眞
発行所:PHP研究所
世界の猫カタログ BEST43
監修:佐藤弥生
発行所:株式会社新星出版社
新猫種大図鑑
原著者:ブルース・フォーグル
発行所:ペットライフ社
発売:緑書房
完璧版猫の写真図鑑CATS-オールカラー世界の猫350 地球自然ハンドブック
著者:デビッド・オルダートン
発行所:株式会社日本ヴォーグ社

もっとも詳しいネコの病気百科

編者:矢沢サイエンスオフィス
発行所:株式会社学習研究社
猫の病気とケアがわかる本―CAT'S MANUAL
監修:宮田 勝重
発行所:広研印刷株式会社

猫の事典

著者:犬養 智子
発行所:株式会社ごま書房

図解雑学 ネコの心理 図解雑学シリーズ
監修者:今泉 忠明
発行所:株式会社ナツメ社
猫の飼い方―子猫の選び方から食事・手入れ・しつけ・健康管理まで
著者:加藤 元
発行所:株式会社池田書店
かわいい猫との暮らし方・しつけ方
著者:小島 正記
発行所:成美堂出版株式会社

 

 
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猫の飼い方(お手入れ編)

    ■ブラッシング
    ■シャンプーの仕方
    ■ノミ対策

    ■爪のお手入れ
    ■目のお手入れ
    ■耳のお手入れ
    ■歯のお手入れ

ノミ対策

ノミを徹底的に駆除するには、猫の体についているノミと、部屋にいるノミ、そしてノミの卵やさなぎまでを含めた、ノミのすべてを駆除することが肝心です。
ノミの駆除というと、猫のからだのノミばかりを考えてしまいますが、それ以上に大切なのが、「部屋の中のノミ」の駆除です。
猫の体に、産み落とされたノミの卵は、カーペットや畳や家具のすき間などに入りこみ、2〜16日で孵化した後、2〜200日でさなぎになります。
さなぎの期間が1週間〜約1年と長いので、いったん駆除できたと思っても、また、ノミが出来てきて結果的には駆除の失敗となってしまうのです。
ですから真剣に根絶を考えるのなら、根気よく長期に渡ってノミ対策を施す必要があります。
それでも完全にノミを退治したと思っていても、外から人間が持ち帰ったり、ベランダから入ってきたり、動物病院からノミをもらって来たりと絶対に阻止することはできません。
それに、相手はノミだけでなく、ダニも猫にはよくありません。そうなると、ダニはいつでも、どこでもいる虫なので、これまた退治はやっかいなのです。
全然違う話ですが、以前テレビで見たところによると、地球という星は、基本的に「虫の星」らしいのです。細菌とか原生動物などの超ミクロな生物と同じように「虫」の数・種類もダントツに多いので、人や猫も、いかに「虫」と折り合って暮らしていくのかが大切。
ですから、いくら部屋の中にノミがいなくても、絶対にダニはいるわけで…。ちょっと気持ち悪いですが、わたしたちの地球は「虫の星」なので仕方のないことなのですね。

●猫の体についているノミの駆除
今できる、ノミ対策のゴロにゃんママのおすすめ方法は、とにかく動物病院で猫の状態を診てもらって、最適な薬を指導してもらうことです。
ノミが原因の皮膚病のひとつである、ノミアレルギーで皮膚炎を起こしている猫に、ノミ取りシャンプーなどを使うと、かえって症状を悪化させてしまったりすることがあるらしいのです。
ノミアレルギーは、ノミが1匹ついて吸血されただけでも、アレルギー反応がおこるやっかいな病気。シロウト判断せずに、必ず獣医師の診察を受けた方いいと思います。

1)滴下型タイプ
ノミ対策として、最近、解決を一手にになっているのが、滴下型タイプです。
ここ数年でノミとり首輪にとってかわったのが、滴下型とよばれる猫の首の根元に数滴垂らすタイプのノミとりです。
このタイプはノミだけでなく、マダニも効果的なので一挙両得な優れものです。
そして、ノミの卵の孵化抑制効果を持つものもあって、まさにスーパー・ヒット・必須商品です。
また滴下後、数日以降なら、シャンプーをしても効果は衰えないというチョー優れものなのです。
ノミとり首輪と同じで、滴下型も動物用医薬品とそうでない市販品が販売されています。
医薬品の方は、舐めたりして口に入っても、哺乳動物には害はないという薬からできています。でもこの薬には特許があるため、市販品の方は、その薬は、多分まだ使えないはずなので、ちょっと控えた方がいいかも。
何よりどちらも薬品なので、動物病院で、指導を受けて使用した方が安心して使用できると思います。

動物病院で扱っているノミの薬でも「シロ」はいつも、背中に炎症を起こしてしまいます。ハっと気付くともう、後ろ足で掻いて、かさぶたが出来てしまいます。弱いんだよね〜。「シロ」は〜。薬品とかうんぬん以前の問題です。

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3)飲み薬
ノミとりの飲み薬には二つの種類があって
(a)猫の体についているノミが血を吸った後に死ぬタイプ
     血を飲んだときしか効かない
(b)ノミの卵の孵化を抑制するタイプ
     卵にしか効かないので猫の体についているノミは死なない

という理由から、飲み薬は現在あまり人気がないようです。

3)ノミとり首輪
ノミとり首輪は、簡単に装着できて、コストが安いという利点があり、滴下型タイプが出回る前は、とても人気がありました。
使ったことがある方も多いのではないでしょうか。でもあの強烈な臭いと、猫が舐めた時の危険性が問題となって、今現在では使用しているのは少数派です。それにノミとり首輪は、扁平上皮がんの発生率を5倍にするという報告もあって、ゴロにゃんママ的には、ちょっとおすすめできません。
ですからあえて、ノミとり首輪は、説明せずにおきますね。

●部屋にいるノミ予備軍の駆除
1)ノミとりパウダー
部屋の中のノミ対策として、1〜2週間に1度、ノミやダニを駆除する掃除用パウダーを、畳やカーペットに散布して、掃除機で吸い取ることがいいと思います。
最近、地球温暖化が問題になって、ノミに限らず、植物につく虫なども、特に夏場、異常に発生しているみたいですね。
ゴロにゃんママのところの小さい小さい庭に植えている「サツキ」の葉っぱがほぼ真っ白になってしまいました。
それで植木屋さんに相談したところ、「ハダニ」が原因で、今年はこの暑さで大発生しているとの事でした。
話をノミに戻しますが、ノミが大量に発生しているときは、とにかくこまめにパウダーをふってこまめにお掃除お掃除。それしかありませんです。
ただし、掃除機で吸い取ったノミの卵は、まだ生きているので、ゴミはこまめに捨てること。
特に掃除機の中のゴミは、捨てるのを忘れやすいので要注意です。
結局、ノミの卵を集めただけ、なんてことにならないようにね。

2)虫よけスプレー
害虫に直接噴射するスプレーを、1〜2週間に1回、家具などのすき間に吹きつけておくのも、ノミの幼虫の駆除にいいのです。
また、殺虫成分を含ませたプレートを、猫がいつもいるクッションやカーペット、ふとんの下においておくのも効果的です(ただし、猫がなめないようにご注意ください)。

3)虫よけグッズ
蚊取線香や電子蚊取りなどは効果がありますが狭い空間で使用した場合、呼吸器疾患を起こす可能性もあるので、猫に限らず人間も使用場所に注意してくださいね。


ノミを完全に駆除するには、かなり時間がかかりますが、以上の対策を根気よく続けてください。また、多頭飼育の場合は、必ず全部の猫を同時に行ってください。


 

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ノミの話

ノミは、完全変態によって成長する昆虫です。
犬ノミ、猫ノミ、ネズミノミ、人ノミ等々、いろんな種類があります。
猫についているのは、犬ノミや猫ノミです。犬ノミ、猫ノミと言う種類があるというと、犬に寄生するのが犬ノミ、猫に寄生するのが猫ノミと思いがちですが、それは間違い。
犬にも猫にも犬ノミも猫ノミも両方寄生するらしいです。でも断然猫ノミが多いと言うことなんだそうです。

メスのノミは寄生して24時間以内に吸血・交配し、48時間以内には産卵します。
ノミは1日10〜20個もの卵を毎日産んで、一生で千個もの卵を産みます。まるでエイリアンのよう…。
増えだすともう、ネズミ算のように爆発的に増殖するのです。ゴキちゃんと同じです。
一匹見つけると多分めちゃくちゃいるのです。
その卵は、毛には付かずに、床や畳の目の中や家具の隙間にパラパラ落ちて、さなぎになるのを待ちます。
卵は環境状態により2〜7日で孵化し幼虫となり、幼虫は7〜18日でさなぎとなります。
特にさなぎは、薬にとても強いので、掃除機なんかで吸い取ったら、必ずフィルターごと処理することがとても大切。
約10日で、成虫となります。ノミにとって一番快適な気候は、気温18度以上、湿度70〜90%。高温多湿の日本は、ノミの発育にぴったり。卵から成虫まで、最短で3週間〜1ヶ月で育ってしまいます。

ノミは吸血する時だけ、動物にくっついて栄養を得ます。普段は部屋の隅や、家具の間にほこりといっしょにいるかんじかな。

昔(もう20〜30数年前)、ほとんどノラ状態で猫を飼っていた実家では、猫をひざに抱いて、ノミを一匹一匹駆除するのが家族みんなの趣味でした。
人間も刺されましたよ。ノミは、人間にも、お腹がすいたら、ピョンと飛び乗ってきて吸血していきます。
昔はゴロにゃんママもよく咬まれました。
今みたいに良い薬がなかったので、ノミと猫は切っても切れないモノ同士だと思っていましたねえ。
刺された局所は、はれてとてもかゆいです。でも蚊に刺されたかなあってくらいで、そんなに痛い物ではありません。
でもノミにさされた特徴は、数日経ってもかゆくて、また忘れた頃にかゆくなります。
それが1ヶ月ぐらい続くこともあります。気が付いたらいつも掻いているってな感じで肌の色もドス黒く、色素が沈着したようになってしまいます。
ノミのジャンプの高さが、ちょうどひざした位なので、スカートをはくと、ちょっとみっともないですよ。
時々、大発生して大騒ぎになってノミとり粉なんかをよく使っていました。
話はちょっと変わりますが、ノミにさされると1ヶ月くらいかゆみが続くと先ほど言いましたが、ちなみに毛虫にさされた近所のおばさまが、もう3年くらい悩んでいるそうです。冬場には治るらしいのですが、夏場になると毛虫にさされた後が、また傷になるのだそうです。そんなことってあるんですねえ。虫の威力はすごいのです。どんな毛虫かは知らないのですが、何年にも渡って人を悩ますなんて、罪な毛虫くんです。

話を戻しますが、ノミの大量発生も、今は、放っておかない限り、そんな大事になることはありません。
時々、動物病院からもらって帰って来るぐらいで、ゴロにゃんママ宅のノミ対策はもうバッチリです。最近は、一匹もみたことがありません…。
でもいつもいつも油断大敵なのです。

それにしても、あのノミとりの快感はくせになります。洗剤を薄めた紙コップを前に、ノミををクシですくって取って行くのです。
ノミが溺れていくのですが、全然、罪悪感が沸かないのは、なぜなのでしょうか。
人間も結構、残酷です。いやゴロにゃんママだけかな?自分に都合の悪い虫や動物には、こう見えても、結構冷たいのです。
でも仕方がないことですよね。ほおっておいたら、今度は自分に攻撃してくるのですから…。
先手先手で、押さえ込まないといけないのです。それに可愛い猫が痒がって可愛そうなのですから…。
ノミの立場からするとゴロにゃんママは、にっくき悪魔のような敵なのです。
あんまり深く考えるのは、やっぱりやめにしますデス。

そして、のみ取りの仕方も、も〜っと以前はブチっとつぶしていました。「忠犬ハチ公」の物語でも、主人がハチのノミを縁側で取っているシーンがありましたねえ。
でもそんな事をすると、ノミの卵をそこいらに飛び散らかしているという情報を得てからは、そんな方法で取らなくなりました…。
猫を飼うって物事ひとつでも、情報ってのは。大切なんですね。まったく逆効果の事をよかれと思ってやっていたのですから…。
ホントそう思う今日このごろであります。

 

 

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