猫も毎日の食事などで歯に歯垢がついて、さらにひどくなると歯石がついてきます。
歯磨きで歯垢を除去し健康な歯を保つ必要性があるようです。そして、口内炎や歯肉炎になると、その陰に重大な重い病気がかくれていることが多いのです。
ですからそのチェックの為にも、ぜひぜひ習慣化することをおすすめします。
今まで、猫の歯のお手入れは、できなくても仕方がないとゴロにゃんママは正直、思っていました。
でも「クロ」を口腔内にできた扁平上皮がんで亡くしてからは、絶対に猫に歯磨きをさせる習慣をつけさせるべきだと考えるようになりました。
「クロ」が病気になった時、気が付いた時には、歯も抜けて、顎の骨も溶けて、そんなひどい状態になって、食欲がなくなって初めて気付いたのです。猫は本当に、良くも悪くも我慢強いのです。
普段から少食だった「クロ」はその病状の進み具合が、まったく分からなかったのです。
飼い主としては、とても悔やまれることなのです。どうして気づいてやれなかかったのかと…。
調べると、4歳になるまでに、80〜90%の猫が、ある程度の歯周病にかかるらしいです。
でも歯や歯ぐきが痛み出して、症状が出てから急にお手入れしようとしても、猫は嫌がるので、子猫のうちから、口の中を触ることに慣れさせて育てて欲しいと思います。
子猫のうちには、歯石を含めゴミもあまりたまらないので、口元を触る程度で習慣づけをすると良いと思います。
あまりに人間が触りすぎて感染症を引き起こす可能性もあるので、歯を触る指は清潔にすることが絶対的な基本です。それで病気になれば元も子もありませんから…。
歯磨きの回数は週に1〜3回くらいがいいとの事です。
●歯磨きの方法(初心者編)
ガーゼを使ってケアします。
猫を抱きかかえ、口が閉じた状態でガーゼを巻いた指で軽くこするようにして磨きます。
慣れるまでは抱きかかえて、遊ぶようにして歯を清潔な指でこすってあげる。ということから始めてみるのもよいかも。専用の指サックもあるので、それを利用することも考えては?
●歯磨きの方法(中級・上級編)
ペット用歯ブラシを使って、週2〜3回ブラッシングします。ここまでできたら歯のケアはバッチリですね。
ゴロにゃんママも、新しい子猫が家にやってきたら、ぜひここまでの子に育てたいと思っています。
そして歯磨きをしながら、歯ぐきの色や固さなんかをしっかりチェックすることも忘れずに。
●歯の健康を保つために普段からチェック
普段から硬いものを食べさるような習慣を心がけると良いです。
ドライフードにも慣れさせて、与えるようにします(ドライフードばかり与えていると、尿疾患になりやすいとされているので注意。
新鮮な水をいつでも飲めるようにしておくこと)。歯みがきをどうしても嫌がる猫ちゃんなら、動物病院で定期的に歯石をとってもらうようにすることもできます。
口の中に滴下するだけで歯をコートするリンス剤や、歯石のとれるフードもあるので、試してみてもいいかもです。
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