敷き布団の役割と選び方
人はなぜ敷き布団を使うのでしょうか。
これまで敷き布団を敷かずに寝たことがある人はわかると思いますが、体が痛くて寝れたものではありません。
敷き布団というのは寝ているときに、床の硬さや冷えから体を守るために重要であることが分かります。
敷き布団のクッション性があるからこそ、快適な眠りを手に入れることができるのです。
敷き布団はいろいろありますが、その中でもクッション性はどんな敷き布団にも最低限求められる機能です。
長年使っているとへたりが生じて床の硬さや冷たさが伝わり、快適な眠りを妨げます。
さらに敷き布団にともめられる性能、それは理想の寝姿勢を作ってくれるということです。
人間は立っているとき、背筋をぴんと伸ばして立っているつもりでも、横から見るとちょうどアルファベットのS字のような形を描きます。
理想の寝姿勢とは、このたっているときのS字を描いた背骨のまま横になると良いといわれます。
寝ているときも立っているときと同じ姿勢でいると肩や腰に負担がかかりにくいのです。
この自然な寝姿勢を描くために必要なのは、敷き布団の体圧分散性やちょうど良い硬さなのです。
それから敷き布団に求められるもう一つの要素、それが吸放湿性です。
寝ている間にかいた汗を吸収して、空気中に放湿してくれる機能があるとなお、良い敷き布団ということになります。