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指定外繊維のリヨセルとテンセルとは

寝具の組成表示を見ると、たまに指定外繊維という表示を見かけることがあると思います。
指定外繊維とは家庭用品品質表示法によって指定されていない繊維を意味し、指定されていないからといって安全でないとかそういうことではありません。

今回は指定外繊維のうちの、リヨセルとテンセルという繊維について解説していきたいと思います。
寝具もさまざま展開している北欧生まれのIKEAさんがありますが、IKEAさんの寝具の生地の組成表示を見ると、リヨセルと書かれているのをよく見かけます。

リヨセルとは原料がユーカリという木材を使用しており、特殊な溶剤で溶かして作られる再生繊維です。
原料が木材であるため、有害物質もほとんど発生せず、環境に優しいエコな繊維といえるでしょう。

ちなみにリヨセルもテンセルも名称は違えど同じ繊維であると考えて差し支えありません。
リヨセルとテンセルを開発した会社が別なために名称が異なるだけで、テンセルはリヨセルのブランド名と考えればよいでしょう。

リヨセルの特徴として繊維が柔らかく、ドレープ性が高いため、肌に吸い付くように触れ、寝心地が非常に良いという特徴があります。
そのため掛け布団などの生地にリヨセルが使われることが多いです。

またシルクほどではないにせよ、見た目の光沢が上質な印象を与え、吸湿性があるので寝具にも向いている繊維といえるでしょう。
ただレーヨンに比べ、ハリやコシが強い特性がありますが、その分レーヨンのように水に弱いという欠点も少なくなります。

リヨセルは強度もレーヨンに比べて強いため、ご家庭での洗濯にも耐えることができます。
ただ摩擦に弱く、毛羽立ちが起きやすいというデメリットもあります。

これをフィブリル化といって繊維が裂けてささくれのような状態になってしまうためです。
特に濡れているときの摩擦には滅法弱いので、洗濯時は特に大切に扱ってあげるようにしましょう。

洗濯を繰り返すと硬くなりやすいという特徴を持っていますから、洗濯時はやさしく押し洗いをするのがおすすめです。
また柔軟剤を使えば柔らかさが戻ってきます。

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