一般に太陽電池の出力は、図に示すように発生する電圧と電流の相関関係曲線で表されます。
つまり、太陽電池の発生する電圧は、その太陽電池の特性によってある値に決まってしまうということです。
1.開放電圧:Voc
太陽電池に何もつながない状態で、太陽電池の両端に発生する電圧を示します。
2.短絡電流:Isc
太陽電池の両端をショートさせた状態で、ショートした電流をしめします。
3.動作点:P
太陽電池から出力を取り出すために設定された電圧に対して発生する電流が決まります。
このときの電圧、電流の点を動作点といいます。
※太陽電池の最大出力点
太陽電池の出力はIopとVopと原点を結ぶ面積(上図のグレー部分)で示されます。
太陽電池を効率よく使うということは、グレー部分の面積を最大にするIopとVopを設定する必要があります。
また、太陽電池の出力が最高となる動作点を最適動作点(このときの出力を最大出力:Pmax、 電圧を最大動作電圧:Vpm、電流を最大動作電流:Ipm)と呼びます。
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