第5回
漢方の白髪対処法とは? その2

皆様、こんにちは。Dr.Tei Kenです。

前回のコラムでは白髪はまだ生きているということについて、そして白髪になる大きな要因はメラニン色素を髪に運ぶ血流に問題があるということをお伝えしました。

そこで今回は、どうすれば十分な血液を髪に送り、白髪を治すことができるか、ということについてお伝えしようと思います。

医学の世界では、口から摂取された髪の栄養分が頭部に到達するまでの体内のルートを、「ヘアーロード」と呼んでいます。

髪にとっての血液は、その昔長く困難な道をたどって西洋に運ばれた、高価な絹に似ています。「黒色素」が絹なのです。

「黒色素」が絹なのです。そう、まるでシルクロードのように・・・

白髪になる人はこのヘアーロードのどこかに障害があり、大切な栄養が髪まで届きにくくなっていると考えられます。

漢方の理論では、髪の健康には4つの重要なポイントがあるとされています。

第1に、髪の元気力を左右する「腎(腎臓)」です。

漢方では「腎の華は髪なり」といって、腎が髪の母体だとしています。

この腎が衰えていると、髪に栄養が届きにくくなります。

第2、髪の生成力に関係があるのは「脾胃(胃腸)」です。

ここは食べたものを血液に変える所ですが、脾胃が衰えていると、いくら栄養価の高いものを食べても血液になりにくいという事態が起こります。

血液が不十分で頭部まで届かなければ、髪は黒くなりません。

髪の造化力は脾胃(胃腸)にあるのです。

血液にならなかった栄養は、老廃物と一緒にそのまま排泄されますから、これは砂漠で砂嵐にあうようなものでしょう。

第3は下半身の循環力です。

体の下の方、特に足に、髪に行くべき栄養や余分な血液を取られると、髪は黒くなりません。

第4は、貧血体質だったり、体の一部に偏らない、十分な血液が体内に存在することです。

妊娠時に胎児に栄養を取られる、あるいは生理の出血などは、髪にとっては盗賊にあったようなものなのです。

髪に栄養が届かず、白髪の原因になります。

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