第3回
白髪は“死んだ”髪?

皆様、こんにちは。Dr.Tei Kenです。

今回は白髪についてお話しようかと思います。

白髪は毎日栄養が届いている、しかし不健康な髪といえます。

人毛カツラに使われている髪の毛と、本物の黒髪の違いは、どなたもご存じでしょう。

片方は切り落とした髪、つまり「死んでいる髪」であり、頭皮に生えた黒髪はいうまでもなく「生きている髪」です。

では、白髪はどうでしょうか。

私共の元に「死んでる髪でも黒くなるのでしょうか」というお問い合わせを頂くことがよくあります。

また「白髪をみつけると、その都度に抜いている」という人もいます。

対処法を聞いてみると定期的に白髪染めで染めたり、見つけるたびに引き抜いていたりという方が非常に多いです。

長年白髪を漢方の観点から研究をしてきた私共から見ると、これはどちらも“間違い”という他ありません。

なぜなら、抜け落ちた白髪はともかく、それが頭皮に生えている状態なら、毛根は「まだ立派に生きている」からです。

確かに健康な髪に比べれば、白髪は弱っているといえますが、死んでいるのではありません。

それどころか白髪は、十分な栄養を貰っていないにもかかわらず、しっかりと頭皮に根を張って「頑張っている髪」だといえます。

その証拠に白髪になってしまった髪をよく見ると、薄茶色のものや、所々がまだらに黒くなっているもの、先端あるいは根本だけが黒いものなどがあるはずです。

これは白髪がもとの黒髪に戻ろうと、必死で踏ん張っている状態を示しているのです。

白髪が「生きている」という証拠はまだあります。

それは黒い髪と同じように、「白髪も毎日少しずつ伸びている」ことです。

健康な黒い髪が、ある日突然、死んで白くなるのではありません。

白くなっても懸命に、乏しい栄養を吸収して生命を保っているのです。

ただ健康な黒い髪に比べ、不健康な白い髪は死にそうになってます。

ですから白髪を治そうと思うなら、黒い髪以上に注意深く、しっかりと手入れをしなければならないのです。

次回はなぜ白髪になってしまうのか?その原因をご説明したいと思います。

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