白いんげん豆(ファセオラミン)騒動 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

TBSの健康情報番組で紹介された「白いんげん豆ダイエット」を実践し、吐き気や下痢ををもよおした人が数百人・・・私の間違いでなければ900人ほどにも上ることになったようです。

突っ込みどころが満載の番組

この健康情報番組を実際に私も、横目で見ておりましたが、「そんなことないやろ(大阪弁)」と突っ込みどころが満載の番組だったのは否めません。


・熱に弱いファセオラミン。なのに、白いんげんを3分炒る・・・と成分が死ぬのでは??
・3分で炒る→おいおい、豆に熱が通っていないよお。生で豆を食べたら駄目だよ
・大さじ2杯が10g→大さじどんなに山盛りにしないといけないの?


業界ではファセオラミンダイエットは、かなり知られたところ
しかし、ファセオラミンは、炭水化物の吸収を防ぐということは、業界ではかねてから、かなり知られたところでした。
アメリカでは700トン以上もの流通があるものの、副作用の報告はされていません。
製造元にあたる米ファーマケム社の安全性保障データはしっかり、詳細が整っています。


結局有名になって、売れている

面白いことに、この被害が出てから「白いんげん豆」「ファセオラミン」の名前が有名になり、大手ショッピングモールでは「炒った白いんげん豆粉末100%」がかなり売れているようです。

けして、営業妨害をするつもりはありませんが、
ダイエット効果を期待している人は、この「炒った白いんげん豆粉末100%」はお勧めいたしません。
冒頭に書いたように、
ファセオラミンの成分は熱に弱いのです。
ですので、しっかりと炒ったものには効果はないと思われます。

αアミラーゼ活性阻害があるか確認して!!

本当にファセオラミンのダイエット効果を期待するなら、
「ファセオラミン(商標)」もしくは、「白いんげん豆抽出物」で、αアミラーゼ活性阻害をするというデータのものを使用されることをお勧めします。

なぜ、「ファセオラミン」だけじゃないの??といいますと、
このファセオラミンは商標登録がされていて、ファーマケム社しかこの名前を使用することができません。。しかし、おなじ成分を製造している会社はいくつかあります。
その際に、目安となるのは、
「αアミラーゼ活性阻害」 これは
消化酵素α-アミラーゼと結合しデンプン質が体内でグルコース(糖)になると、脂肪が蓄えられるため、
その結合を阻害するのは、ファセオラミンの炭水化物撃退の仕組みなのです。

なかには、ファーマケム社の「αアミラーゼ活性阻害値」よりも数倍の阻害をしてくれる、「白いんげん豆エキス」もあります。
すこし、知っていれば必要なものがわかりますよね。

けして、安いからといって「白いんげんの100%粉末」で、「αアミラーゼ活性阻害」をしないものをダイエット目的にしないでくださいね。
不必要なカロリーを摂るだけになってしまいますから。。。

2006/06/07 
参考:ヘルシライフビジネス 株式会社ヘルスビジネスマガジン社