サプリメントの国際整合性(分析)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

栄養補助食品は食品のなかでも新しい分野です。

しかし、これほど劇的に需要の伸びている分野はとても少ないのではないでしょうか?
ITほどではないにしても、人間が誕生してからずっと隣にあった「食」の分野でこれほどのの変化はなかなかないでしょう。

「天然食品由来」だけが安全ではない
意外に思われるかもしれませんが、
人は「天然食物由来」というと、とても安心な素材のように感じます。

しかし、この天然由来のものは伝承的に「おばあちゃんの知恵袋」的に効果効能が伝えられていますが、実際には分析や研究の事例が非常に少なく、成分特性すら明らかでないものが多いのが現状です。

そのため、欧米日の薬局方や食品規格などに分析法が記載されていますが、完全に検証されている方法はありません。

食品、医薬品、肥料、化粧品の分析検査法に携る国際的な検証機関である

AOACインターナショナル

では、サプリメント特にボタニカル(植物)素材の分析の検証手法を統一見解できることを最重要視しています。

しかし、まだダイエットのサプリメント原料トップ100を統一された検証方法の承認作業を行っている最中です。

今日本では「特定保険用食品」「栄養機能食品」といわれるものがありますが、
これは日本国内の独特の制度であり、その動向は世界各国から注目されています。

日本の伝統食品である「大豆」に含まれる「大豆イソフラボン」がガンの促進を促すというショッキングな話題があり、健康食品の現場は揺れました。
現在は日本の厚生省が認めている国内の安全基準を軸に健康食品現場は動いています。
しかし、世界的には足並みがそろっていません。

簡単に「食の安全」は「天然」であることではなく、むしろ天然であるからゆえに複雑で、安全だと断定できないことがあるのでしょう。

2006/06/26 参考:健康食品新聞 2006-06-21