レチノールとは?気になる効果や副作用、徹底解説!

「レチノールって?」
「レチノールが配合された化粧品のメリットは?」

この記事では化粧品成分「レチノール」についての概要、効果などをご紹介させていただききます。

目次

  • - 化粧品成分 レチノールとは
  • - レチノール(ビタミンA )の種類
  • - レチノールの効果は?
  • - お肌に効果的なレチノールの使い方は?
  • - レチノールを取り入れたケアの効果はどのくらいで出る?
  • - レチノールと併用可能な成分は?
  • - レチノールの副作用について
  • - レチノールは妊娠・授乳中でも使用できるの?
  • - レチノールを使うときの注意点
  • - レチノールは美肌ケアには不可欠な存在!

化粧品成分 レチノール とは

化粧品成分 レチノールとは

■レチノールとは

レチノールとは最近は美容のマスト成分として活躍している成分ですが、レチノールとは、ビタミンAの一種で、ヒトや動物の体内にあるビタミンA(レチノイド)の一種です。
ビタミンAは、脂溶性の抗酸化ビタミンで、肌に弾力を与えたり、肌のターンオーバーを促進する効果があります。レチノールは、シワやたるみなどにアプローチしてくれます。また、肌荒れやシミ予防にもつながると言われています。

■レチノール(ビタミンA )の種類

■レチノールの効果は?

レチノール 肌 たるみ シミ 毛穴 ニキビ に対して 効果

たるみに対して
加齢によるたるみは肌の弾力のもととなるコラーゲンやエラスチンの減少が原因です。
レチノールにはまず①加齢によって薄くなる表皮をふっくら厚くする効果②真皮にある肌の弾力やハリをサポートしているコラーゲンとエラスチンの産生を促す効果が期待でき、もっちりとした弾力のある肌へ導きます。

シミに対して
シミは紫外線によるダメージによるメラニン色素の蓄積によるものが大きいと言われています。
レチノールは、ターンオーバーを促進させてメラニンの排出を促すことでシミをケアしてくれます。

毛穴やニキビに対して
毛穴の黒ずみや毛穴の開きは皮脂の過剰な分泌が1つの原因と言われています。
レチノールには、皮脂の分泌を抑制する効果があり、皮脂の分泌が過剰にでることによる開き毛穴を目立たなくさせたりニキビを改善にも役立ちます。

■お肌に効果的なレチノールの使い方は?

高ければ高いほど効果が期待できるというイメージかもしれませんが、濃度が高いほど副反応も出やすいので無理をして高い濃度を使い続けることはおすすめしません。
レチノールは長期で使うほどアンチエイジング効果が期待できるので、肌に合った製品を長期使用することが重要です。

■レチノールを取り入れたケアの効果はどのくらいで出る?

一人ひとりの肌質により効果の出方には個人差があります。
一般的には、通常のターンオーバーが4週間と言われていますので、1ヶ月~2ヶ月くらいで肌のハリや肌トーンが1トーン明るくなったと感じることが多いようです。
先にもお伝えしましたが、レチノールの効果の1つにターンオーバーを促進する効果がありますので、古い角質が剥がれ落ち、お肌が生まれ変わっていきますので、毎日肌を観察してみましょう!


レチノールと併用可能な成分は?

レチノール 使用可能 成分 スキンケア

①ナイアシンアミド(ハリ・シワ改善)
「ナイアシンアミド」にはコラーゲンを増やしてくれる効果があり、ハリUPやシワ改善の効果も期待できますので、レチノールと同様の効果があり相性がとても良いとされています。
またナイアシンアミドには肌荒れを防いでくれる働きもあるので、レチノールを使用することで赤みや皮むけなどの刺激を感じられる場合にも、肌を落ち着かせてくれます。

②セラミド、コラーゲン
おすすめな成分2つ目は、「セラミド、コラーゲン」です。 レチノールを使用すると肌が乾燥しやすいので、しっかり保湿力の高い成分でケアすることが大切です。
特にセラミドは肌のバリア機能を高めてながら保湿効果も高いので相性抜群です!

③ツボクサ(CICA)
3つ目は、抗炎症作用や鎮静成分の「ツボクサ」です。
よくCICAという名前を聞くことがあるとおもいますが、その正体はツボクサです。
こちらもレチノールを使用することで刺激を感じやすく敏感になっている肌に対し、鎮静効果・抗炎症作用がある成分と一緒に使用することで、肌トラブルなくレチノールを使えるのでおすすめです。

■レチノールの副作用について

レチノールの使い始めは、個人差もありますが、赤み・皮むけ・ひりつきなどの「ビタミンA反応」または「レチノイド反応」と呼ばれる副反応が起きる場合があります。
お肌の状態・環境によって反応の出方に個人差はありますが、比較的ビタミンAが不足している方が、このビタミンA反応が現れる傾向が見られます。 ビタミンA初心者の方はいきなり高い濃度から始めるのではなく、低い濃度から始めて徐々に肌に慣らせていき少しずつ濃度を上げていくことをおすすめいたします。
<出にくくするポイント>
①夜のみ使用する(パルミチン酸レチノールなど一部製品を除く)
②レチノール使用前にしっかり保湿をする(ナイアシンアミドが含んでいるものがおすすめ)
③塗り始めは少ない量から始めて、徐々に増やしていく
④反応がでているのに無理に使い続けない
⑤敏感肌の方はレチノール使用の後、さらに保湿をする
⑥慣れるまでは毎日ではなく使用頻度を下げる

■レチノールは妊娠・授乳中でも使用できるの?

人ではありませんが、動物実験によるレチノールによる胎児への副作用が報告されているため、製品にもよりますが妊娠中・授乳中の方は使用を控えていただく商品も多いです。

■レチノールを使うときの注意点

粘膜への使用はしないこととされています。目の周りはさけてご使用いただくことをおすすめします。

■レチノールは美肌ケアには不可欠な存在!

いかがでしたか?
レチノール(ビタミンA)は、継続して使用することで「毛穴」「たるみ」「シミ」など、さまざまなお肌の悩みへアプローチしてくれる美肌には不可欠な存在です。
継続してご使用いただくことが、美肌への近道です。
ぜひお肌に取り入れてみませんか?



記事作成:きみちゃん
スキンケアオタクで年間20万以上美容に投資しています。

化粧品原料メーカー勤務
化粧品検定1級
化粧品成分検定1級
肌タイプ:混合肌
お肌悩み:毛穴・キメの乱れ
20代後半

記事作成者

その他の成分

  • アゼライン酸

  • グリシルグリシン

  • コウジ酸

  • ナイアシンアミド

  • 水溶性フラーレン

  • ビタミンC誘導体(VC-IP)

  • レチノール(ビタミンA)

  • パルミチン酸レチノール

  • マトリキシル3000

  • ヒト型セラミド

  • ガラクトミセス

  • パンテノール