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「そもそもグリシルグリシンって？」
「グリシルグリシンが配合された化粧品のメリットは？」
「毛穴の悩みに効果があるってホント？」

この記事では化粧品成分「グリシルグリシン」についての概要、お肌への効果などをご紹介させていただきます。

目次

• -　美容成分：グリシルグリシンとは
• -　そもそも毛穴が開く原因は？
• -　グリシルグリシンが毛穴にもたらす効果は？
• -　化粧品として期待できる効果の割合
• -　早く効果を感じたい方はイオン導入で効果アップ
• -　グリシルグリシンと相性のいい成分は？
• -　グリシルグリシンはこんな方におすすめ！
• -　まとめ

グリシルグリシンとは、グリシンというアミノ酸が二つ繋がってできたペプチド(ジペプチド)のことです。 分子量が小さく肌の奥深くまで素早く浸透し、天然保湿因子NMFの働きもしますので、高い保湿効果を発揮してお肌のキメを整えてくれます。

毛穴が開く原因は様々あり、「皮脂の過剰分泌」「紫外線」「加齢」などがあげられます。
今回はその中でも「皮脂」にフォーカスしていこうと思います。
皮脂に含まれる「不飽和脂肪酸」が、開き毛穴のおおきな原因の一つと言われています。

不飽和脂肪酸とは乳製品や動物性脂肪に多く含まれ、パルミチン酸やステアリン酸などが代表成分です。毛穴の開きが小さい人に比べて毛穴の開きが大きい人は皮脂に含まれる不要和脂肪酸の割合が高いことが分かっています。

開き毛穴は、毛穴の奥が広がっているのではなく、毛穴の上の部分がすり鉢状に凹んでいる状態です。 すり鉢状になっていると、核がある角層細胞が多く、ターンオーバーが乱れているということになり毛穴に皮脂がつまりやすくなります。

毛穴からでてくる皮脂はある程度でることで、肌のうるおいを保つための大切な役割を担っていますが、 毛穴にたまってしまうほど過剰に分泌されると出口が広くなってしまうので、徐々に毛穴が開いていく原因につながります。

①毛穴の開きを目立たなくし、均一でなめらかな肌へ導く

お肌のハリはコラーゲンやエラスチンなどの成分が保ってくれています。
コラーゲンはグリシルグリシンが多いほど、よりハリのあるキメの細かい肌へと導くため、毛穴の開きを小さくしてくれるのです！
グリシルグリシンが少ないと逆にお肌はたるんで老けた印象になります。

②ターンオーバーを整えて凹んだ鉢毛穴を改善

開いた毛穴は、ターンオーバーが乱れていることから引きおこることが多く、古い角質がなかなか剥がれ落ちず肌に留まることで 毛穴に蓄積され正常にターンオーバーされない「角化異常」を起こします。角化異常を起こすと肌表面が凸凹し、より毛穴が目立った肌になります。 グリシルグリシンの成分がこの角化異常を防ぐ働きをしてくれるので、肌のターンオーバーを正常にし、目立ち毛穴を改善します。

③抗炎症作用で毛穴を正常化

グリシルグリシンはターンオーバーの乱れによる肌荒れなどの炎症　を鎮静化し、炎症による開いた毛穴へもアプローチし、目立たなくしてくれます。

まず化粧品は「効果が穏やかなもの」と定義されているので、安全に毎日使えるものとなります。
医薬品は効果はありますが副作用がおきたりするので、そこの違いをまず知るということが大事になります。 なので化粧品で開き毛穴をすべて改善することはなく、20％程度改善すると思ってください。

イオンバランスの崩れた肌にグリシルグリシンを導入することで、細胞内のイオンバランスが保たれ、正常な角化を促します。
化粧水や美容液をそのまま塗布するだけでは吸収される量が少ないので、ただ肌につけるよりも、イオン導入したほうが毛穴に対して高い効果が期待できます。
美容皮膚科やクリニックで比較的安価で行えますし、家庭用美顔器などでも可能です。

ビタミンCと一緒に取り入れると、さらに効果的なケアができます。
美肌効果の高いビタミンCは、効果の1つに皮脂抑制効果がありますので、不飽和脂肪酸を抑える働きがあります。
なので、グリシルグリシンで「角化異常を正常に戻し」、ビタミンCで「皮脂の分泌を抑える」ことで、相乗効果でより毛穴にアプローチできます。
またビタミンＣもイオン導入が可能な成分なので、グリシルグリシン同様に効果的です。

グリシルグリシンはやはり皮脂が多い人におすすめです。
逆に皮脂が少ない乾燥肌の方にはあまりおすすめできません。

グリシルグリシンは副反応も少なく、敏感肌の方でも安心してご使用いただきやすいので、 毛穴のお悩みで困っている方はぜひ一度試していただきたいおすすめの成分です。

　　　　　　　　　

記事作成：きみちゃん スキンケアオタクで年間20万以上美容に投資しています。 化粧品原料メーカー勤務 化粧品検定1級 化粧品成分検定1級 肌タイプ：混合肌 お肌悩み：毛穴・キメの乱れ 20代後半