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美容成分:アゼライン酸とは
アゼライン酸は酵母や小麦、ライ麦などの穀物などに含まれる酸(飽和ジカルボン酸)で、食品としても摂取されている安全性の高い天然由来成分です。
世界各国では昔から毛穴トラブルへアプローチする成分として有名で、ニキビや酒さ(赤ら顔)の治療薬として使用されています。
注目の成分「アゼライン酸」を継続して使用することで、具体的にどのような恩恵をえられるのかみていきましょう。
目次
- - 美容成分:アゼライン酸とは
- - アゼライン酸がお肌にもたらす効果
- - 高濃度のアゼライン酸は使っても大丈夫?
- - 妊娠・授乳中でも使用できる?
- - まとめ
アゼライン酸はこんな方におすすめ
・ニキビ、ニキビ跡が気になる方
・毛穴、ざらつきが気になる方
・テカリ、脂性肌の方
・酒さ(赤ら顔)が気になる方
アゼライン酸がお肌にもたらす効果
①ざらつき、毛穴づまりの改善
肌表面をなめらかにする 肌の角質が過剰に作られると肌のざらつき、毛穴がふさがった状態(コメド)やニキビの原因になってしまいます。
アゼライン酸は古い角質層を取り除き、つるりとしたなめらかな肌へと導きます。
②ニキビ・ニキビ跡・傷跡の改善
アゼライン酸はアクネ菌に対する殺菌効果があり、炎症性の赤ニキビや白ニキビを改善します。思春期のニキビやストレス、生理前などで繰り返す大人ニキビにも有効です。
さらに、一度できてしまうとなかなか消すことができない、ニキビ跡や傷跡の色素沈着にも働きかけます。
ニキビ治療薬(アダパレン、トレチノイン、過酸化ベンゾイル)と比べると刺激が少ないため、ニキビ治療薬を使うとかぶれる、乾燥や刺激を感じる、メイクのりが悪いという人におすすめです。
ニキビ治療薬との併用も可能です。
③酒さ(赤ら顔)の改善
三十歳以上の色白の方に多く見られる、顔の赤みやほてりのことを酒さと言います。
酒さの原因となる毛細血管の過剰血液を根本的に治療する方法としてはレーザー照射がありますが、アゼライン酸も酒さの炎症を抑える作用があります。
④肝斑・シミの改善
アゼライン酸はメラニンの生成を抑える効果があり、もともとは美白目的の塗り薬として開発された成分です。
新しいシミをつくらせないだけでなく、今あるシミや肝斑にも働きかけます。白斑が起きるリスクもありません。
敏感肌の人や、美白したいけれどハイドロキノンは刺激が強くて使えない、という人にもおすすめです。
⑤テカリを抑える
せっかく良いファンデーションを使っても、メイク崩れをしてしまってはテンションが下がりますよね。
アゼライン酸は過剰な皮脂の分泌を抑制し、テカリや毛穴落ちを予防できます。
近年はメイクキープミストなども多く販売されていますが、アゼライン酸をスキンケアに取り入れることで内側からメイク崩れを予防できます。
アゼライン酸が強すぎると・・・
アゼライン酸が高濃度配合されているものは一時的な刺激感(赤み、ヒリヒリ感、皮むけ)が出る場合があります。
1〜2週間程で肌が慣れていくので、刺激を感じた場合は保湿ケアをしっかりと行い、使用量を少なくするなど調整しましょう。
妊娠・授乳中でも使用できる?
催奇形性試験、遺伝毒性試験いずれも陰性で胎児への影響がない成分のため、妊娠中、授乳中の方も安心して使えます。
まとめ
毛穴ケアからニキビ、酒さの改善、テカリ、美白....さまざまな効果をもつアゼライン酸。
妊娠中、授乳中の方も使える安全性の高さも魅力です。
毎日のストレスやホルモンバランスでゆらぎやすい肌に、アゼライン酸を使ったスキンケアをぜひ試してみてください!
記事作成:きみちゃん スキンケアオタクで年間20万以上美容に投資しています。
化粧品原料メーカー勤務 化粧品検定1級 化粧品成分検定1級 肌タイプ:混合肌 お肌悩み:毛穴・キメの乱れ 20代後半 |
その他の成分
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アゼライン酸
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グリシルグリシン
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コウジ酸
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ナイアシンアミド
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水溶性フラーレン
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ビタミンC誘導体(VC-IP)
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レチノール(ビタミンA)
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パルミチン酸レチノール
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マトリキシル3000
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ヒト型セラミド
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ガラクトミセス
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パンテノール