ステファン レザーギャザーバッグ
イタリア中東部にアトリエを構えるステファン(stephen)。 素朴な風合いと、しなやかなその印象が品の良さを強調するギャザーバッグです。
背面をご覧ください。お酒がかかってしまい、大きなシミができてしまいました。 よくあるトラブルですが、革にとって水濡れ事故は一瞬で命取りです。 クレンジングを行っても、革の内層まで浸透してしまった色を動かすことはできません。
お客様と打ち合わせのもと、ワントーン濃い色味でリカラーすることで、全体と濃いシミの色をなじませ、自然な風合いのバッグに生まれ変わりました。シミ跡はほぼ完全に消えています。
ミュウミュウ マトラッセ ハンドバッグ
ヒダのデザインが特徴的なミュウミュウのハンドバッグ。
赤ワインをバッグにこぼして、シミや変色ができています。 バッグクリーニングで汚れを除去しますが、革の素材はどうしてもシミ跡が残ってしまいます。変色した部分や持ち手の手垢汚れ、角のスレなどをリカラーしました。
ケイトスペード ショルダーバッグ
ケイトスペードのショルダーバッグです。全体的に汚れ・黒ずみがみられ、角スレもしています。
クレンジングにより全体の汚れを取り、残った汚れやキズ跡をリカラーによって修復します。
アニエスベー レザーポシェット
アニエスベーのレザーポシェットです。子羊革が水濡れによってシミ・変形しています。
こちらもクレンジングとリカラーによって大幅に改善されますが、変形してしまった部分は元に戻りません。
革が水に濡れてしまった場合は早めにふき取り、よく自然乾燥させましょう。
フェンディ ハンドバッグ
フェンディのFのロゴが型押しされたビジネスバッグ。
かさかさしたバッグをピカピカのバッグにリメイクしてほしいというお客様の要望にお応えして、 つやのあるバッグに染め変え致しました。持ち手と縁(パイピング)の傷みも補修しました。
プラダ 長財布(ゴールド)
プラダの長財布です。
ゴールドやシルバーは染料の密着度が弱いため、こうしたハガレ、色ハゲが起こります。
金色でも赤系の金、青系、緑系の金など様々な金色が有りますので、染料を同じ色に調色するのがポイントです。
ゴールド、シルバーの染め直しはエナメルに次いで難しい加工です。
ロエベ ハンドバッグ
スペイン王室御用達、世界的老舗ブランド ロエベ。
バッグのふちに汚れがつき、バッグ底の角には汚れ、スレがついていました。
まず、バッグクリーニングで全体の汚れを取りましたが、この素材では皮の内部まで入り込んだ汚れはどうしても跡が残ります。
残った汚れ、角スレは周りの色に合わせてリカラー仕上げをしました。
ヴィヴィアンウェストウッド ハンドバッグ
ヴィヴィアンウェストウッドの型押し革のハンドバッグ。
全体的に汚れがあるので、バッククリーニングで汚れを落とします。表面がなめらかになったところで、 リカラーを施します。バックのカドのスレ、持ち手のスレなども修正します。
hug3(ハグミー) ショルダーバッグ
インド製のラムレザーバッグに麦茶をこぼされた品物です。内袋から外までシミが拡がっていました。
内外全体の入念なクレンジング作業を行い、濡れてしまった部分の油分調整を行います。
仕上げに、患部を中心にリカラーを重ねていくことで大幅な改善ができました。
フルラ ハンドバッグ
フルラのハンドバッグです。
拡大写真にあるとおり、ボールペンじみや細かな点ジミが気になるお品物です。全体の汚れは少ないですが、退色も進んでいました。
クレンジングで表面の微細なカビや皮脂汚れを落とし、全体的にふわっとリカラーを施し、色味の改善を図りました。
皮革に定着したボールペン等のインクじみはクレンジングでは落とせませんが、リカラーでこのように隠すことができます。
ゴールドファイル(GOLD PFEIL) ビジネスバッグ
長年に渡りご愛用されたビジネスバッグは、持ち手、本体の色剥げ、退色が著しく、また経年汚れも進んでおりました。
非常にやりがいのあるお品物ですが、既存の柔らかい風合いを残して、丹念に水性染料を薄付けしていくことで改善を図ります。
油性汚れを入念なクレンジング作業で洗浄し、色が抜けている部分にしっかりと着色することで、既存の特色を損なわずに改善が図れました。
イタリアブランド『GIANFRANCO FERRE』。 デザインと実用性を兼ね備えたデキル男のマストアイテム。 ジャンフランコ・フェレのダレス型ビジネスバッグです。
非常に丈夫な製品ですが、所々にスレによる退色が見られます。 この程度までダメージが進んでおりますと、お手入れの環境にもよりますが、目に見えない汚れや乾きがつきものです。 内・外ともに十分なクレンジングを行った後、油分調整し、顕著なダメージをリカラーで補正します。
若さを取り戻したキャリアバッグの勇姿をご覧ください。