マークジェイコブス キャンバストート
ルイ・ヴィトンのアートディレクターも手掛けるマーク・ジェイコブスの定番グラフィティ。 全体的にうっすらと黄ばんでおり、くすみ、黒ずみが散見され、使用感のある状態でした。
この程度の状態であれば、特殊漂白加工オプションを行わずとも、クレンジング作業だけでご覧の通り。 柄物、単色を問わず、布地バッグの経年汚れはデアにお任せ下さい。
ヴィヴィアンウエストウッド 長財布
パンキッシュなデザインと強い縫製が特徴のヴィヴィアンウエストウッド。 使い込んだ長財布の露出部分はスレ汚れで真っ黒になります。
このような柄物のキャンバス地は、汚れが定着すればするほど漂白処理は困難になります。 他店では、改善できないと断られるケースもざらにあるようです。
デアは、キャンバス製品に特化した専用洗浄剤を用い、長年培ったノウハウでクレンジングを施すから、このとおり。 一皮剥いたようにスッキリ、きれいに仕上げることができます。
一部に革が使われているものも多いですが、スレや着色汚れも皮革専門技術でリカラーを行うことで改善します。
トリーバーチ キャンバストート
圧倒的な個性とインパクトが武器のブランド、トリーバーチ。 青いロゴが目に鮮やかなキャンバストートですが、ビフォアをご覧になると3種類の目立った着色性汚れが確認できます。
ひとつはベージュ系のしみ。油溶性のファンデーション汚れはノーマルクレンジングで除去可能。
次に、赤いマニキュアと思われる顔料の汚れ。このような化学製品の着色汚れは生地にしっかりと定着し、非常に頑固です。 だからと言って、あまり強力な作業を敢行してしまうと丈夫な生地を傷んでしまいます。 職人の目で生地の耐久限界ギリギリまで特殊漂白を施し、改善していきます。
最後の難関は、ジーンズ等の藍染め衣料から移染する青色のインク汚れ。 特殊漂白でかなり薄くなりましたが、それでも若干残っているのが分かります。 藍色の移染汚れはもっとも除去が難しいシミです。デアでは可能な限り除去できるよう最善を尽くしています。
到着時、スタッフ一同「こういう柄なのでは?」と思ったくらいに大胆なワインのシミが広がっていました。
ワインをこぼして、酸化が進む前に早期のご相談をいただいた為、なんとか改善が間に合いました。
弊社独自の様々な漂白処理を施すことで、着色汚れがほぼ完璧に除去できた一品です。 キャンバスバッグ特有の黒ずみも、同じくクリーニング作業だけで改善ができました。